この世界のに介入して一週間。生活に必要な衣食住は過保護なほど神様が与えるので、生活の方は特に不満を持ってないのだが、この世界の主要人物に不覚ながらも関わってしまい、『零の頂点』と呼ばれ、夜中に町に出たらスキルアウトに崇拝され、昼間に出ればロリコン扱い。僕はどちらかと言えばシスコンなのに。なんて嘆きの声は誰にも聞こえない。
「そんな僕が何でこんな事に……」
簡単にいえば、殺戮現場を発見。
とあるの世界には乏しい僕には予測しか出来ないが、この前倒した御坂美琴とか言う電撃系中学生と酷似している女が白髪で赤目の少年に殺されそうになっている。
なんて状況は、明らかに原作に関係した出来事だと思う。
「夢雨ちゃん……」
僕は義妹の夢雨ちゃんに助け舟を求める。
夢雨ちゃんは見た目こそは小学校低学年だが、これでもアニメやバラエティー云々には詳しいと自負している。
ここがとあるの世界だというのも、この子が教えてくれた。
だから、この世界のストーリを崩さずに助ける方法を伝授してくださる筈だ。
「よるはる。じゃあ今から言うことにちゅーいしてアイツとたたかってね………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」
「大丈夫なのか? それ?」
「おーけおーけ」
夢雨ちゃんのアドバイスを聞いて、若干不安になりながらも、僕は夢雨ちゃんを背負い、孫の手に似た僕の獲物を懐から取り出し、僕と言う駒を、白髪に向けた。
★おまけ★
夢「あの白髪はアクセロリータと呼ばれるほどの悪質なロリコンなんだよ。」
夜「な! ぜってー負けらんねー。夢雨ちゃんの(自主規制)は僕が守る!!」
なんだかいろいろ大変な夜春くんでした。