小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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ー二巻プロローグー

リアス「レーセー。アーシアと夕麻二人ともあなたの家に住むことになったから」

零誠「さすがにもう無理です。血縁より居候が多くなります」

リアス「いいじゃない。賑やかで」

零誠「部長の家みたいに広くないんですから」

リアス「広ければいいのね?」

零誠「はい?」

俺はこの発言を後悔した。

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数日後リアス「いえいえ。4人もうちで面倒を見る生徒を受け入れていただいたんだから当然のことですよ」

父親「塔城姉妹は私達が好きでやってたことですし」

リアス「そういう立派な姿勢を拝見したので他の2人のことも頼めるんですよ」

母親「立派だなんて」

父親「レーセーの善行に手を貸しただくですよ」

リアス「レーセー。随分静かね。家ではそういう感じなの?」

零誠「何分一晩で家が変わるなんて経験は初めてですから」

リアス「そろそろ学校行かないと遅刻しちゃうわ」

スルーですか。

リアス「他のみんなは先に行っちゃったし、レーセー行きましょう」

零誠「はい」

ま、いっか。これが俺の日常だ。

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学校

松田「今日はグレモリー先輩と登校してきたんだってな」

元浜「いったい本命は誰なんだ!グレモリー先輩か?黒歌先輩か?小猫ちゃんか?アーシアか?夕麻ちゃんか?」

零誠「何、とち狂ってんだ?」

松田「ハーレム形成しやがって!1人寄越せ!」

零誠「俺の物じゃないからな」

元浜「頼むから誰か紹介してくれ」

零誠「紹介か。まぁ、いいよ」

松田「やっぱり持つべき物は友達だな」

元浜「で、誰を紹介してくれるんだ?」

零誠「学校の生徒じゃないけどいいか?」

松田「もしかして歳上?」

零誠「そうだな」

元浜「お姉さん系来た!」

松田「で、名前は?」

零誠「本名は知らないんだけど、ミルたんって言うあだ名がついてる」

これは俺の日常

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放課後

リアス「さて今日からアーシアにもデビューをしてもらうわ」アーシアのビラ配りは昨日と一昨日で終わった。

リアス「仕事はそんなに多くないから、レーセーについて行って勉強してきなさい」

アー「はい。レーセーさんよろしくお願いします」

零誠「ああ。丁度お得意様から指名が来てるからそこに行くぞ」

2人で魔法陣で飛ぶ。

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依頼人宅

零誠「こんな乱暴な召喚は初めてだ。どうやらとんでもない依頼人に引き当てられたようだな」

依頼人「アーチャー来た!」

アー「あのレーセーさん。この依頼人さんはとんでもないんですか?」

ネタが分からない人にやるのって予想以上にキツいものがあるな。

零誠「アーシア。これはこの依頼人が好きなキャラの真似だから、他のところではやらないように」

アー「この依頼人さんが特別なんですか?」

零誠「まぁ、そんなところ」

依頼人「この女の子は誰だい?」

零誠「新人のアーシア。今日は俺の見学で連れてきた」

依頼人「そうなんだ」

零誠「アーシアに変なことさせたら殺すよ(ニコッ)」

依頼人「あはははは。そ、そんなことするわけないじゃないか」

零誠「目が泳いでるぞ」

依頼人「それよりも!アーシアちゃんって金髪だし、セイバーの格好似合うんじゃない?」

零誠「アーシア。どうする?俺着替えて写真を撮るっていう依頼なんだけどアーシアもやってみるか?」

アー「いいんですか?」

依頼人「むしろお願いします!」

依頼人は土下座した。

アー「はい。分かりました」

零誠「先に着替えてくるから触れられたら呼べ」

依頼人「そこまで警戒するの!?」

アー「はい。分かりました。レーセーさんの言うことに間違いは無いですからね」

重い。純粋過ぎるアーシアの信頼が重い。

悪い男に騙されそうで将来が心配です。

アーシアに呼ばれることなく着替えが終わった。

零誠「アーシア、何もされなかったか?」

アー「はい。特に何かされることはありませんでしたけど、依頼人さんは時々壁に頭を打ち付けていましたが、何をしていたんですか?」

零誠「きっと邪心と戦ってたんだろ」

アー「そうなんですか。凄いですね」

依頼人「ううぅ」

アー「頑張ってくださいね。私応援してます」

依頼人「ぐおおおお!」

零誠「もう止めたげて!そいつのライフはもう0だ!」

アーシアを着替えに行かせる。

零誠「大丈夫か?」

依頼人「ああ。なんとか。あの子いい子過ぎる」

零誠「アーシアみたいな奴は報われないといけない」

依頼人「ああ。俺みたいな奴から守ってやってくれ」

零誠「自覚はしてんだな」

アー「似合ってますか?」

アーシアが着替え終わって戻ってきた。

零誠「ああ。こっち来い。髪型も整えてやっから」

アー「はい」

アーシアと2人で写真撮って、依頼は終わった。

これも俺の日常

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自宅

夕麻「それじゃ、私達先にお風呂いただきますね」

リフォームで大浴場が設置された。

零誠「ああ。俺は最後でいい」

黒歌「私はレーセーと一緒に入るから行ってていいにゃあ」

零誠「白音。黒歌引き摺ってけ」

白音「………はいです」

女子は風呂に行き、俺は部屋で休んでいる。

すると床が光った。

零誠「グレモリー眷属の魔方陣?」

魔方陣から現れたのは我が主のリアス・グレモリーだった。

リアス「レーセー。私の処女をもらってちょうだい。早急に頼むわ」

これは俺の日常じゃない。

部長は服を脱ぎ始める。

零誠「は?」

フリーズした脳が働き始める。

リアス「やっぱり私じゃ駄目かしら。黒歌達の方がいい?けれどこれしか方法が」

零誠「自分のことを大切にしてください」

リアス「私の為よ。既成事実さえ作ってしまえば」

零誠「さっき方法って言いましたよね?なら俺が別の方法で解決します」

リアス「レーセー」

床が光り、グレモリー眷属の魔方陣が現れる。

しかし、現れたのは木場と朱乃さんでなくメイド。

???「こんなことして破談に持ち込むつもりですか?旦那様とサーゼクス様が悲しみますよ」

リアス「お父様もお兄様も私の話を聞いてくれないじゃない。グレイフィア」

メイドは頭を下げて、

グレイ「はじめまして。私はグレモリー家に仕えるグレイフィアと申します」

リアス「あなたがここに来たのはあなたの意志?家の意志?それともお兄様の意志?」

グレイ「全部です」

グレイフィアさんは即答した。

リアス「そうよね。お兄様のクイーンのあなたが直々に人間界に来たのだものね」

グレイ「さぁ戻りましょう」

リアス「安心しなさい。もうこんなことしないわ。だってレーセーがなんとかしてくれるものね」

グレイ「レーセー?まさかこの方が『ブーステッド・ギア』の」

零誠「挨拶が遅れました。リアス・グレモリーのポーンを務める兵藤零誠と申します」

リアス「私の根城で話しましょう。朱乃を同行させてもいいわよね?」

グレイ「『雷の巫女』ですか。構いません。上級悪魔がクイーンを連れるのは当たり前のことですから」

リアス「それじゃレーセー。私を助ける方法を見つけてね」

部長とグレイフィアさんは魔方陣で帰って行った。

零誠「焼鳥編か」

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