小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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ートップ会談ー

会談の場所は職員室。

ティア「全くなにゆえもわらわがこのような事に顔を出さねばならぬのじゃ」

零誠「まー落ち着けって。仕方ねえだろ。コカビエル襲撃事件の関係者なんだから」

絶賛俺がティアの相手をしています。

友人である俺くらいしかこの役目を果たせる奴がいないからな。

ティア「仕方ないのう。た・だ・し、約束通りにこの会談が終わったら食させるんじゃぞ」

零誠「了解。日本だから和食を食わせてやるよ」

リアス「どうやら落ち着いたみたいね。そろそろ時間だから行くわよ」

ギャス「僕も参加しないといけないんですか?」

魔眼殺しのおかげでギャスパーも参加出来るようになった。

零誠「たく、どうしてもって言うならなんとか出来っけど」

ギャス「ほ、本当ですか!」

零誠「こんな重要な会談にはテロリストが来てもおかしくないんだぞ。そういう状況で一人でいる方がいいって言うならなんとかしてやんよ」

ギャス「参加します!参加させてください!」

交渉完了

え、脅迫?なんのことすか。

ーーーーーーーーーーーー

職員室

中には三大トップにヴァーリ、そして何故かイリナがいた。

零誠「なんでイリナがいんだ?」

イリナ「襲撃事件の関係者だからよ」

零誠「じゃなくて、あの事を知っている奴しか」

ミカ「神が亡くなられた事はもう伝えてあります」

零誠「なんで教えたんだ!」

せっかく知らずに済んだのに……

イリナ「私から頼んだのよ。ゼノヴィアが追放された理由が納得出来なかったからね」

零誠「お前平気なのか?」

イリナ「平気じゃないわよ。三日三晩泣き続けたわよ。でも、知った事を後悔するつもりは無いわ。私だけ蚊帳の外なんて嫌だもの」

零誠「お前がいいならいいんだが」

サー「悪いんだが、そろそろ始めていいかい?」

零誠「お騒がせしてスミマセンでした。始めてください」

サー「じゃあ、そろそろ始めるよ。初めて見る顔や懐かしい顔があるから、挨拶から始めるよ。私はサーゼクス・ルシファー、魔王を務めているよ」

ティア「久しいのう。サーゼクスの小僧」

サー「お久しぶりです。前回会ったのは魔王になった時でしたかね」

ティア「そうじゃな。お前さんは変わらんのう」

サー「そういうティアマット嬢は人の形をするなんて変わりましたね」

ティア「当たり前じゃ。変わることがわらわの本質じゃからのう」

こんな感じで会談は始まった。

30分後

あー暇だー。

何この結果が分かり切った話し合い。

こんな暇をなんとかする為に持ってきた物があるんだぜ。

THE SAKE

ただの酒じゃねえぜ。癖が強いが、そこが良いって評判の伝説の芋焼酎『赤鬼』

ゴクン

やっぱ酒はいいねー。

安心しろ。隣にいるティアとアザゼルにしかバレてないから。

アザ「おい、赤龍帝。俺にも寄越せ」

ティア「わらわにもじゃ」

小さな声で2人が言ってくる。

零誠「いいけどバレんなよ」

で、結局。

アザ「もっと酒を持って来い!」

サー「魔界から持って来れば良かったな」

ミカ「ふぅー。もう飲めましぇん」

宴会騒ぎになっちまった。

いくら隠れて飲んでると言ったって、隣の人にはバレるので俺と黒歌を除く部員とイリナ以外飲んじまった。

リアス「ちょっとレーセー!この状況どうするのよ!まだ会談の途中なのに!」

零誠「えっと、トップの皆さーん!もう細かい事は後にして和平でいいっすよねー?」

サー・アザ・ミカ「「「構わないぞ(よ)(でしゅよ)ー」」」

零誠「堅苦しい話は終わったんで飲んでいいっすよね?」

リアス「……好きにしなさい」

ま、全員自軍が消耗仕切ってるのは分かってるので戦争をしたくないんだよ。
それでも体面とか気にして腹の探り合いしてっから、暇で暇で。
酒の勢いもあって即効で終わらせたって感じなんだよね。

つーか、ミカエルさんがあんなに酒に弱いと思わなかったわ。

一杯で呂律が回らなくなるなんてな。

夕麻「私が新しいお酒持って来ますね」

ギャス「僕もついていきます」

零誠「頼むわ。部室にあっから」

夕麻「はい。任せてください」

この判断は酒で少し酔いが回っていた俺の判断ミスだった。

ーーーーーーーーーーーー

ギャスパーサイド

部室

夕麻「あ、これですね」

夕麻先輩はレーセー先輩のビニール袋に入ったお酒を見つけた。

二袋あったので、片方を持ち上げる。

ガッ!

ギャス「えっ?」

いきなり後ろから頭を掴まれた。

???「『停止結界の邪眼』強制遠隔映写発動」

その呟き声が聞こえたと思ったら、目頭が凄く熱くなり、先程いた職員室の風景が目に浮かぶ。

夕麻「放しなさい!」
夕麻はギャスパーの後ろにいる奴に光の槍を投げたが、そいつはギャスパーからすぐに離れて避ける。

???「全く危ないわね」

そいつは黒いローブを被った女性。

夕麻「今、ギャスパーくんに何をしたんですか?魔術師さん」

魔術師「堕天使のくせして美人ね。気に食わないわね。ま、いいわ。そこの吸血鬼の『停止結界の邪眼』を発動させたのよ」

夕麻「でも魔眼殺しがあるから不発に終わったみたいですね」

魔術師「ふっ。あなた無知ね。そのタイプの魔眼殺しはレンズを通して見た物に対して発動しないのよ。そそこの吸血鬼の視界を直接他の場所に移したら、魔眼殺しは発動しないわ」

視界を移した?

ギャス「も、もしかして職員室!?」

魔術師「ご名答。今ごろ会談場所の時間は止まってるでしょうね。本当は禁手化させるつもりだったんだけど、そこの堕天使が邪魔で代替案としてこの方法を使わせてもらったわ」

そんな…また、僕の目のせいで。

魔術師「だいたい高ランクのセイクリッド・ギアを使いこなせない下撲がいるなら意識を奪って道具化してしまえば簡単なのにリアス・グレモリーはバカなのかしらね。あら、危ない」

魔術師は飛んできた光の矢を躱す。

夕麻「その口を塞ぎなさい」

魔術師「むきになっちゃってみっともない。どうせあなたは死んでそこの吸血鬼は道具になるんだからいっか」

数人新しい魔術師が現れる。

夕麻「くっ。ギャスパーくん、ここは私がなんとかするから職員室に先に行って!」

ギャス「で、でも」

夕麻「いいから行って!あなたが捕まったら厄介なことになる!」

魔術師「死亡フラグを立てたあなた一人でこの人数を相手するの?アハハ!面白いわね。いいわ。あなたが負けるまで追わないであげる」

夕麻「行って!」

ギャス「すぐに助けを呼んできます!」

僕は部室を飛び出した。

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