小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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ポスター裏の作品ですが、内容を全部知らないのでほとんどオリジナルです。
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部室

アザ「面白い物作ったから実験台(モルモット)になれ」

部長「いきなりそんな事を言われて「はい。なります」と言うとでも思った?」

アザ「おう」

零誠「アホらしい。俺達は練習があるんで」

アザ「待てよ!本当に面白いんだって」

零誠「そこまで言うなら話くらいは聞きますが」

アザ「よし。俺が作ったのはこれだ!」

零誠「おもちゃ?」

アザゼルが取り出したのは光ったり音が鳴ったりするおもちゃの銃。

アザ「これは『性転換機(仮)』こいつの引き金を引くとビームが出て、当たると性別が入れ代わる」

なるほど。あの話か。

リアス「確かに面白そうね」

黒歌「せっかくだからギャスパーが来てないし驚かせようにゃ」

なんかみんな乗り気になってきやがった。

アー「入れ換えたとして服はどうしますか?」

朱乃「うふふ。制服で予備がたくさんありますわ」

朱乃さんが棚から制服を取り出す。

白音「………ギャーくんを騙すの面白そうです」

うっ。原作を思いだしちまった。

ガチムチのゴリマッチョ白音って誰得だよ。

ここは止めるべきだな。

零誠「白音、お前は止めとけ」

白音「………先輩、なんでですか?」

零誠「えーっと」

なんて言えばいいんだ?

白音「………理由が無いならやりますよ」

零誠「今のお前が一番いいと思うんだ。だから変わらないでくれ」

白音「………はい。そこまで言うならやりません」

白音は顔を赤くして言う。

他の女子『私は?』

零誠「ん?別にやればいいんじゃね」

イラッ

ガシッ

零誠「はい?」

ゼノヴィアに羽交い締めにされる。

そして部長が『性転換機(仮)』を向ける。

部長「アザゼル。これはまだ他の人に試してないのよね?」

アザ「ああ。カブトムシに使ったくらいだ」

部長「じゃあレーセーで試してみるわ」

零誠「せめて間に哺乳類を入れてくれ!」

部長「だが断る」

引き金が引かれてビームがレーセーに当たる。

するとレーセーの髪が伸び、胸が膨らむ。

零誠「最悪だ」

全員『……………』

零誠「やっといてリアクション無しかよ」

女子『お姉様と呼ばせてください!』

零誠「はい!?」

木場「好きです!付き合ってください!」

零誠「ふざけるな!俺は男に興味が無い!」

木場「なら女になります!」

木場は性転換機(仮)に手を伸ばす。

零誠「みんな木場を押さえろ。そしたらお姉様でもなんでも呼んでいい」

女子『はい!』

俺は木場と女子が争っている間に女子の制服を掴み部室を出る。

零誠「あそこに居たら貞操が危険だ」

ーーーーーーーーーーーー

数分後

女子トイレで女子の制服に着替えた。

メールでアザゼル教諭にどれくらいで効果が切れるのか聞いたら、3時間ということなので時間を潰すことにした。

零誠「本でも読んでるかな」

というわけで図書館に向かう。

松田「そこのお嬢さん。暇だったら俺とお茶しない?」

変態がナンパしてきた。

零誠「図書室で時間を潰すから忙しい」

松田「それって暇ってことじゃん!?」

零誠「それでは」

スタスタスタ

レーセーは松田の横を通り過ぎる。

松田「ちょっと待ってよ!」

零誠「随分と暇みたいですね。そんなに暇なら自主しなさい」

松田「俺がなんの罪を犯したというんだ!?」

零誠「黙りなさい。この顔面男性器。とっとと猥褻物陳列罪で死刑になりなさい」

松田「グホッ!」

松田の精神にクリティカルヒット!

松田はその場に倒れ付した。

元浜「ちょっとそこの彼女」

零誠「バルス」

パリン!

目潰しで眼鏡をカチ割った。

元浜「目が!目がぁぁぁーーーーーーーーーー!!」

変態退場

さて、図書室に向かうか。

女子「あのう」

零誠「はい?」

見知らぬ女子に話し掛けられた。

女子「凄いですね!あの変態2人にはいつも困らされてるんですよ」

零誠「はぁ」

女子「お名前を聞いてもよろしいですか?」

零誠「レー」本名を名乗るのはマズいよな。

女子「れ?」

零誠「零です。哀川零と言います」

これも本名だけどこっちじゃ使ってないから丁度いいだろう。

女子「零さんですか。レーセーさんと名前も雰囲気も似てますね」

零誠「そ、そうですか?」

女子「はい。あ、急に呼び止めてすいません」

零誠「いえいえ、可愛いお嬢さんと話せたので楽しかったですよ。それでは」

女子「はい!ありがとうございました!」

なんか知らんがお礼を言われたぞ?

図書室

さて、何を読むかな。

お、あれは桐生だな。

桐生は本棚の前で爪先立ちをして手を伸ばしている。

零誠「これですか?」

一番上の棚から本を取り出してやる。

桐生「は、はい。ありがとうございます」

零誠「構いませんよ。困った時はお互い様ですから」

桐生「えっと三年生ですか?」

零誠「はい。哀川零と言います」

桐生「おかしいですね。あなたみたいな美人が居たら知ってるはずなんですが」

零誠「ばれてしまいましたか。しかし、美人とは嬉しいですね。実は従弟のレーセーの通っている学園を見て回る為に忍び込ませていただきました」

桐生「レーセーくん?」

零誠「レーセーをご存知なのですか?」

桐生「クラスメイトで友達です」

零誠「レーセーのお友達でしたか。どうかレーセーの顔に免じてここは穏便にお願いします」

桐生「別に悪さをしない限り先生に言ったりしませんよ」

零誠「ありがとうございます。お礼をしたいのですが」

桐生「そんなのいいですよ。あ、1つ聞きたいことがあるんですけど」

零誠「私が答えられることはいくつでもどうぞ」

桐生「それではどうやったら零さんみたいに綺麗になれるんですか?」

零誠「逆に聞きますが、どうして綺麗になりたいんですか?」

桐生「それは重要なことなんですか?」

零誠「はい」

桐生「実は好意を寄せている男性がいるんです。その人に良く見せたいんです」

零誠「それならその男性の好みを調べることをオススメします。綺麗にも千差万別あります。私から見たらあなたは魅力的な女の子ですからね」

桐生「参考になりました。ありがとうございました」

零誠「いえいえ」

桐生と別れ、読書を開始する。

数十分後

松田「ここだな」

元浜「あの人はどこだ」

面倒な奴等が来やがったよ。おちおち本も読んでらんねえ。

俺は2人にばれないようにベランダから逃亡した。

男子1「おい、どうするよ」

男子2「登るしかないだろう」

男子1「でも、キツくね?」

零誠「どうしたの?」

男子1「え、えっと、ボールが木の上に乗ってしまって」

男子達は顔を少し赤くしてしどろもどろに答えた。

零誠「取ってあげるわ」

男子2「で、でも」

零誠「いいから」

木の幹を蹴り登っていく。

そしてボールを掴み飛び降りる。

バッ!

スカートがまくり上がる。

男子1「………スパッツ」

はい。スパッツ履いてるから安心です。元々がエロコメだろうとえっちぃのは良くないと思います。

零誠「はい」

男子「「ありがとうございました」」

その後、荷物を運んでいた女子の手伝い、負傷者が出た試合のスケット、不良に絡まれていた生徒を助けるなどをした。

零誠「後、20分くらいか」

そう考えていると空中の空間にひびが入り、悪魔が現れる。

クソ「ここが三大勢力の重要拠点の駒王学園か。『禍の団』のクソブラー様がめちゃくちゃにしてやる」

零誠「なんでこんなタイミングで!」他の生徒が気付く前に倒さねえと。

でも、ばれねえようにやるなんて俺に出来るか。

???「私がお手伝いします」

零誠「お、お前は!?」

声がした方向にいたのは魔法のステッキ。

零誠「『カレイドステッキ(妹)』!ミルたんが使っていたのにどうして?」

カレ「一応、条件を満たしていたから使われていましたが、さすがに無いかなと思い戻って来ました」

零誠「そ、そうか」

カレ「私を使えば結界を張れば被害は出ませんし、周りからも見えません」

零誠「でも、あの格好だろ?」

カレ「嫌なら無理強いしませんがレーセー様は一般人が傷ついていいと?」

零誠「ちくしょー!その言い方は卑怯だ!」

そう言いながらもカレイドステッキを掴む。

ーーーーーーーーーーーー

クソ「はっはっはー!」

零誠「何、笑ってんだ!ゴラァッ!可笑しいか?そんなにこの格好が可笑しいか?」

クソ「え?え?」

零誠「かっ消す」

カレイドステッキから10メートル程の魔力の塊を発射し、クソブラーを消し飛ばした。

零誠「ふぅ、終わった」

ーーーーーーーーーーーー

その夜

心象世界

零誠「あれ?ドライグの奴居ねえや」

あの真っ赤な巨体が見えない。

???「ふざけんのもいい加減にしろよ!」

零誠「がっ!?」

レーセーに綺麗なアッパーが決まり、ふっ飛ぶ。

零誠「誰?」

???「見て分からねえのか?」

アッパーを決めたのは赤髪で前髪の一部が白くなっており、片目が黒に金のオッドアイ、格好はブーツ、黒のミニスカ、白のキャミソール、そして『赤龍帝の外套』の状態になっている。

零誠「いや、全く」

ドラ「ドライグだ!お前が変えた所が特徴になってんだろうが!」

零誠「原型が赤いってことが無くて」

ドラ「誰のせいだ!お前呼んで1ヶ月経ってねえぞ!俺って何?もうドラゴンのドの字も無いよ!」

零誠「これから気をつける」

ドラ「意味ねえよ!もう何を変えるの?色か?確かに赤龍帝の赤って所しか原型無いもんな」

零誠「落ち着けって」

ドラ「グスッ。白いのとか他の奴に見られたら笑われる」

ドライグは涙目になっている。

零誠「アザゼルに聞けば直してもらえるかもしれないだろ?」

ドラ「止めろ。絶対にどこかで漏洩する。つーか、あの性格だと絶対に言い触らす」

零誠「否定は出来ないな」

ドラ「という訳でこの姿はお前の墓場まで持っていく。というわけで死ねゴラァッ!」

ドライグは殴りかかって来た。

零誠「危ねっ!?」

刺さっていた剣を引き抜き応戦する。

ドラ「子癪な。今ので息の音を止めるつもりだったのに」

零誠「マジで首取りに来やがった」

ドラ「この姿ならおっぱいドラゴンのマシじゃあ!」

零誠「似合ってる似合ってる(笑)」

こんな風に言い合いながら朝まで殺り合った。

ーーーーーーーーーーーー

PS翌日

松田「レーセー!お前の従姉の零さんを紹介してくれ」

元浜「あの凛々しい所が凄く良かった」

桐生「彼女に相談したいことがあるからメアドだけでもくれない?」

女子「零お姉様こそまさに女性の中の女性」

男子「あの人に躾けられたい」

なんか変な宗教みたいに学園中に広まっていた。

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