小説『俺はめだかの世界にいるそうです』
作者:如月暦()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>



エピローグ〜俺たちの戦いはこれからだ(仮)!〜


「う…ん…?」

「やっと起きたか」

「っ!手前は!」

こんにちは。正直今は心中穏やかじゃない三ヶ木菟一計です。
ついさっき(だと思う)、後頭部を殴られたかなんかされて…つっても、どうせこいつも能力もちなんだから、その能力かなんかで気絶させたんだろうな…。

「そのとーり。よくわかったね。まずは君に聞きたいことがある」

「っ!俺の心を読みやがったな!?…それをされんのは嫌いなんだ…!このくそあま!」

「…女性にそんなこと言っていいのかい?」

「るせえ!!手前は立派な誘拐犯だ!女男も関係ねえんだ―!?」

「そんなこと言っていいんだね?」

「うるせえつってんだろおおおお!」

「ちっ…だったら…やりたくなかったけれど、こうするしかないね!」

「っ!?」

俺はとっさの反応で、超理想主義(オールノンフィクション)を使い、逃げる。

「ちぇ…。逃げられちゃったか。でも次はそうはいかないよ!」

くっ。今度は何を…!
しかし亜高速で逃げている俺にあたるはずな…。うぷっ…やべえ…こんな時に副作用が…!

「!いまだあ!」

「ぐう!」

ズキン
ズキンズキンズキン
ズキズキズキ
あた・・・まがああ!!

「あ…がぁ…あっがああああああ!!!て…めえ…何しやがったああああ!」

「????ぼ、僕まだ何もやってないよ…!?」

そう言ってあわてる安心院なじみ。

「て…めえ以外にいこんなことできるやつがいるかあああああ……!!」

いや…いる…?
しかしこんな無意味なことするはずがない。
いや…平気で人を殺せるやつなんだ。俺が苦しむようなことをしないという保証はない。

「ま…さ…か…?」

(そう。そのまさかさ。)

「っ!て…めえ…は…!」

「??(な、なにがなんだか・・・!?)」

このくそ天使の仕業だった。
後で安心院なじみに謝らないと。

(くく!実に愉快だよ。…まあそんなことも言ってられない…か)

「こ…の…くそ天使いいいいいい!」

(くっ…ここまで過負荷(マイナス)化が進んでるとはね…!)

「…何が起こってるか知らないけど…僕の家で争うのはやめてもらえないかな…!?」

(っ!なんだあいつ…!…そうだ…!)

「おい。そこの君」

「…!?…ははーん。なるほどね?気がこの子に何かした張本人だったのか」

「そのとうり…」

「して?君の名前は…?」

「僕の名前は…■■■■さ」

「…こいつ…ら…」

俺をほっときっぱなしに…すん…な…。
そこで俺の意識が途切れた。

Side off

「で?君はいたっいどうして現れたんだい?」

「この子のマイナス封印をやってほしいんだ」

「…それはどうして?」

「んー機密情報かな☆」

「あっ、そう」

「で?受ける?受けない?まあ受けるしか君には選択肢がないんだがね?」

「…ずいぶんなめた口きくじゃないか?君たぶん僕より年下だろう?」

「いやいや。君の1億8千7百87歳年上さ」

「っ!い、108787歳だって?ハッタリだろう?」

「いやいや。真実さ。君が僕より、弱いというのもね」

「あ?んだとっ!?」

「おおっと。怖い怖い(笑)。まあいいやとーりーあーえーずー【ヒレフシテ&#9825;】」

「んぎっ!?(こ、これは!?異常(アブノーマル)か…!)」

「あははは!惡を成敗するのは僕の役目だ!いっそこのままこうしておこうか!」

「な・・・めるな!」

「そんな顔じゃあせっかくのかわいい顔が台無しだぜ?」

「調…しに…乗るな!【無効脛(ライフゼロ)】!」

「あははははっはははははあはははっはっはあははは!そんなスキルで勝てるとでも!?無効化するんなら、
それを無効化すればいい話だろうがよ!!【無効脛(ライフゼロ)】!」

「!!!!!!」

「さあ。やる?

やらない?

殺される?

死ぬ?

滅される?

逝く?

バラす?

晒す?

さあ・・・

(『(【[{〔<〈どうする?〉>〕}]】)』)

「ひ…いい…!」

(『(死ぬか)』)

【[{〔<〈苦しむか〉>〕}]】

(『(【[{〔<〈二つに一つ〉>〕}]】)』)

「わ、わかった!まいなすのふういんをするからあ!」

「ならいいんだ。早くやれ」

「は…はい」


次の日/side on

「ううん…朝…か」

どうもおはようございます。三ヶ木菟一計です。
どうも、昨日の記憶があいまいなんですが…なぜでしょう?
そういえば、今日は保育園の日じゃあないか。…出かけようかな?


「と、いうわけで突撃!隣の晩御飯げふうう!」

なんだ!?まだいってる途中じゃないか!

「み、みーくん!」

そこには涙目のめだかが抱き着いていた。

「め、めだか!?一体どーした!?」

「き、昨日はごめんね?」

「へ?きのう?」

…ああ。あの俺の激怒か?

「あんなのきにしなくていいよ」

「で、でも」

「気にしなくていいって言ってるだろ?」

「うん!」

そうしてデレるめだか。
ぶっちゃけかわいい。
萌える。
や、やばい。もしやこいつ世界で一番かわいいんじゃないか?あれれ?俺どーしたんだろう?

「どーしたの?」←上目ずかい+うるうる眼

「ごぶふぁ!(ぶっしゃあああ)」

ひっさつこんぼ のうさつアタック こうかはばつぐんだ!
みかげのもとにはたたかえるポ〇〇ンがいない
みかげのめのまえがまっくらになった!

「うわ!み、みーくん!?」

『せんせー!みかげくんがはなじふいてたおれましたー!』

『え?そんなマンガみたいなこと…ってえっ!?』

『どーしたのよ。丸岡先生…ってこれは一体!?』
皆のそんな声が聞こえた気がした。

その後俺は保健室に運ばれ、さらには病院沙汰となった。
運ばれたのは、『箱庭総合病院』。
ここまで言えばわかるだろ?人吉母ちゃんの登場だ。
まあ。カットな。
このへんは触れない。
その後、退院した俺は、順調に。何事もなく保育園時代を過ごした。
その時、とある事件に遭遇したが、今は語る気になれない。
というか、語りたくないというのが本音だ。



そして物語の舞台は箱庭学園へ。





第一部 完

-4-
Copyright ©如月暦 All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える