暗闇の中にみつけた光
稲森直也は、イタチの声を確かに聞いた
ふたりは街での暮らしを捨てて
静かに心を消した
静寂の中で、イタチの涙を見た
小さな肩を震わせていた
「街での暮らしに疲れて…お前は何を見たんだ?」
直也の腕の中で…最後の呼吸を、確かに聞いた
強くイタチの肩を抱きしめ
生命を見届け…泣いて崩れた
永遠に信じた、愛の破片を
直也は今でも祈り続ける
「愛子。。。」
イタチの唇に口づけた事で、
直也の記憶は…あの頃に戻っていく。。。