小説『遮蔽』
作者:たまちゃん(たまちゃんの日常サタン事)

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イタチが、望みもしない
たま男との妄想ダンスを楽しんでた間…

なんと。。。
気付けば、愛しの直也様が…学年1の美人、
西園寺神愛と、楽しげに
キャッキャッ
会話を楽しんでるではないかっ!?!?

妄想イタチ『カミアめぇ。。。
私のナオヤ様を、よくも…たぶらかしてぇぇぇぇぇ
いい度胸してるぢゃない!
こうなったらぁぁぁぁ。。。"o(▼皿▼メ;)o"プルプル 』

イタチ「ちょっと神愛〜♪コッチ来てぇ〜♪ちょっと話があるんだぁ♪」

そこから、イタチの恐ろしい復讐計画が始まるのであった。。。





カミアを呼び出したイタチ

イタチ「さっき…ナオヤが血相変えて、
カミアを探してたよ。何かあったの?」

神愛「何か言ってた?」
 
イタチ「たま男が…どーのこーの、
言いながら探してたけど…たま男と何かあった?」

神愛「?(゚◇゚;)ギクっ!」

(実は…たま男と神愛は、幼なじみで…
小さい頃から神愛は、心優しい
たま男のことが、好きだったのである)

シドロモドロする神愛

神愛「あら、ナオ君…何かしら?
たま男と何か?あるわけないじゃないの。。。」

やっとの思いで…イタチに、そう言った。
イタチは神愛の、この胸の内を知らずに
益々暴走し始めるのだった。。。





一方そのころ…

たま男は、保健室の
千秋先生と話していた。

千秋「どうしたの?この怪我は。。。」
たま男「アソパンチを食らったんだ!」

千秋「あっそ?ところで、あんた…過去に直也と、何かあったの?」
たま男「な、何故…知っている?」

千秋は、白衣のポケットから真っ赤なルージュを取り出すと、
艶かしい唇に、紅を差した。

千秋「あたいはね、今でこそ落ちぶれて保険医をしているけれど…」

たま男は、焦っていた。
あの陰惨な過去が…

残虐な悲劇が、また繰り返されるのではないのかと…
不安を隠し切る事が、出来なかった。

暮れゆく窓の外では、ひぐらしが鳴いていた。。。

-7-
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