小説『遊戯王GXに転生 ところで遊戯王って何?』
作者:()

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アカデミア到着!4



遊城の、というよりも遊城の連れている悪魔の様な格好をした奴の案内により、デュエル場と思われる場所に到着した。

天魔「へぇ〜、結構いいとこだな」

十代「だろ?よし、天魔!早速デュエルだ!」

そう言ってデュエル場に入ろうとした時、

「だめだだめだ!ここはお前達のようなドロップアウトが使っていい場所ではない!」

ブルーの制服を着た男子生徒二人の邪魔が入る。

天魔「んだよ、こんなに広いんだし少しくらい使ってもいいじゃねぇか」

「上を見ろ!」

天魔「あん?」

言われた通りに上を見ると、オベリスク・ブルーの紋章があった。

「分かったか?ここはオベリスク・ブルーの所有地なんだよ!」

?「お前たち、何をしている?」

すると今度は変な髪型のブルー生徒が現れた。

「万丈目さん!」

天魔「誰だ?」

十代「さぁ?」

「お前達!万丈目さんを知らないのか!」

「「全然」」
というより興味もないな。

「いいか?よく聞け!この人は同じ一年の中でもトップの実力を持つエリート中のエリート!」

「万丈目準様だ!」

・・・どーでもいい事をよくもまあべらべらと、

万丈目「ん?貴様、まさか、エクシーズ召喚とかいうものを使っていた受験番号39番!」

天魔「そうだけど、それがどうかしたのか?」

万丈目「貴様のようなドロップアウトがどこであんなカードを手に入れたかは知らんが、あんな臆病な効果のモンスターで手加減したとはいえ、クロノス教諭に勝ったからといって、いい気にならない事だな」

天魔「試してみるか?」

ホープが臆病な効果だと?こいつにはナンバーズの力をとくと味あわせてやる必要がありそうだ。

?「貴方達!こんな所で何をしているの?」

また別の奴がやって来た。
今度はブルーの制服を着た女子二人組だった。

一人は金髪の少女で、もう一人は、

天魔「よぉ、また会ったな蒼月」

アカデミアに向かう船で知り合った少女、蒼月だった。

カグヤ「こんなにすぐに会えるとは思いませんでしたけどね」

天魔「まぁ、確かにな」

?「あら?貴方達知り合いなの?」

カグヤ「はい、少し」

?「ふーん、そう」

天魔「アンタは?」

明日香「私?私は天上院明日香よ。こっちは・・・」

カグヤ「蒼月カグヤです」

天魔「俺は星神天魔だ。こっちの二人が・・・」

十代「遊城十代だ」

翔「丸藤翔ッス」

ふむ、自己紹介はこのくらいでいいかな。

でないと、

万丈目「貴様等!俺を無視してなに自己紹介をしている!」

このバカ(万丈目)がうるさい。

明日香「そう言えば貴方達、こんな所で何をしていたの?」

万丈目をさらに無視して話を進める天上院、

万丈目「なぁに、この身の程知らずなドロップアウト達にここの厳しさを教えてあげようとしてたのさ」

万丈目も挫けずに無理矢理話に入ろうとするが、

明日香「もうすぐ新入生の歓迎会が始まる時間よ」

ここでさらに無視をする天上院、
何だか万丈目が惨めに思えてきた。

万丈目「ちっ、お前達!行くぞ!」

そう言って、ブルー生徒二人とともにデュエル場を去って行った。

明日香「貴方達、万丈目君に関わらない方がいいわよ。ろくな奴じゃないから」

酷い言われようだな。

天魔「あっちからちょっかいをださなければ関わるつもりはねぇよ」

明日香「そう。それより、貴方達も速く行かないと歓迎会始まっちゃうわよ?」

十代「あっ!そうだった!行くぞ、翔、天魔」

翔「待ってよアニキー!」

天魔「アイツ等は・・・、またな、天上院、蒼月」

明日香「そうね、また会いましょ」

カグヤ「また会いましょう!」

そう言って、俺は遊城達の後を追う。

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