小説『遊戯王GXに転生 ところで遊戯王って何?』
作者:()

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アナザーサイド1



SIDE 明日香

万丈目君は性格はあれだけど、デュエルの腕は確かにブルーの中ではトップの実力を持っている。

そんな彼をいとも簡単にあの少年、星神天魔は倒してしまった。

「そんな・・・」

「万丈目さんがあんなに容易くレッドなんかに負けるなんて・・・」

彼の取り巻きの二人は倒れたままの万丈目君を置いてさっさと逃げ出してしまった。

翔「あっ!逃げたッス!」

十代「おーい!俺のデュエルはどうなったんだよー!」

明日香「それよりも、万丈目君をここから移動させるわよ」

翔「なんで僕達がそんな事をしなくちゃいけないんスか!」

明日香「ただでさえ、こんな時間に外を出歩くのは校則違反なのよ。それにアンティールールのデュエルをしていた事がバレたら退学ものよ?」

翔「うっ、わかったッス・・・」



その後、ガードマンに見つからないように万丈目君をブルー寮の前まで運び、そこで十代達と別れた。


SIDE OUT


SIDE 十代


くっそ〜、俺も万丈目達とデュエルしたかったのにな〜。

ユベル『まぁ、そう言うなよ、十代。それより、気にするべき事があるだろ?』

気にするべき事?

ユベル『アイツが使っていたモンスターの事だよ』



ユベル『よく考えてみるんだ。ボク達は今まであのエクシーズモンスターの存在すら知らなかった。それなのにアイツはエクシーズモンスターがいる事で効果を発揮するモンスターを使っていた』

確かに・・・

ユベル『それに、最後に出てきたあのドラゴン、あれは間違いなく・・・』

カードに宿った精霊・・・

ユベル『おそらくだが、アイツも十代と同様、精霊を認識できる』

!?それって・・・

ユベル『あぁ、ボクの事も見えているんだろうね。それに君も気付いているだろう?ここにはあと一人、精霊を持った奴がいる。たぶん君よりも強いよ』

・・・

ユベル『怖気づいたかい?』

十代「いいや、逆だぜ。ここには俺より強いやつがいるって思うとワクワクするぜ!!」

ユベル『それでこそ十代だ』

どんな奴が相手だろうと勝ってみせるぜ!!


SIDE OUT

-17-
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