廃寮での闇のデュエル!その後2 暗躍する者達
天魔「ぐっ・・・」
周りの騒がしさに目を覚ます。
十代「天魔!?大丈夫か!?」
天魔「遊城、それにカグヤ達も・・・」
カグヤ「よかった、目が覚めて」
天魔「俺は、一体・・・」
十代「あの骸骨野郎とデュエルした後に倒れたんだ。覚えてるか?」
天魔「まぁな」
闇のデュエルのダメージもリインがいくらか防いでいたが、やはり許容ダメージを超えていたらしい。
まぁ、ホープレイを出すためとはいえ、ファントムの直接攻撃が効いたか・・・
周りの景色からしてさっきの廃寮から動いてないみたいだな
十代「立てるか?」
天魔「当たり前だ」
そう言って、ふらつきながらもなんとか立ち上がった。
明日香「一先ずここを出ましょう。またさっきみたいのが現れたら大変よ」
翔「そうッスね」
隼人「なんだな」
そう言って俺達はその場をあとにした。
SIDE ?
暗い、暗い空間を骸骨騎士は自身の愛馬(?)であるDホースに乗って移動していた。
?「随分とボロボロじゃないか骸骨騎士」
突然何処からか女性の声がした。
骸骨騎士「貴様達には関係のない事だ」
?「酷い言われようだな。心配しているというのに」
?「そんなに強かったのか?遊城十代は」
暗闇の中から真紅の髪の少女と黒髪の少年が現れた。
骸骨騎士「いや、遊城十代ではない」
少女「遊城十代じゃない。それはサブキャラにやられたという事か?」
少年「あっはははは!!だっせー!!」
骸骨騎士「あまり調子に乗らんほうがいいぞ?」
その言葉は苛立ちに満ちていた。
少年「何だ?何か文句あんのか?」
骸骨騎士「我が闘ったデュエリスト、奴は予言にあった虚無の使者だった」
少年「虚無の使者だと!?」
少女「実在していたとわな。それは本当なんだな?」
骸骨騎士「間違いない。『天魔』の名を持つ銀色の髪の少年、予言とまったく同じ容姿だった」
少女「そうか。予言の者、デュエルアカデミアにいたか!」
そう言う少女の顔は獲物を見つけた狩人のようだった・・・
SIDE OUT