小説『遊戯王GXに転生 ところで遊戯王って何?』
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制裁デュエル!4

えー、只今遊城と亮がデュエル中だ。

遊城はこのデュエルで丸藤に何かを伝えるつもりらしいな

ったく、どいつもこいつも不器用な奴等だ

っと、そんな事を考えていたらもう終盤か

亮「俺は魔法カード(パワーボンド)を発動!手札のサイバー・ドラゴン二枚と場のサイバー・ドラゴンを融合!出でよ、サイバー・エンド・ドラゴン!!」

十代「攻撃力8000・・・!!すげぇ、これがカイザーの実力か!!」

亮「遊城十代。お前とのデュエル、なかなかに楽しめたぞ!」

十代「ああ、俺もさ!だけど、次は負けねぇぜカイザー!!」

亮「フッ、俺とてアイツと再び闘うまで負けるつもりはない!サイバー・エンド・ドラゴンの攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!!」

サイバー・エンドから放たれた三つの光線が一つになり、遊城のモンスターと遊城を包み込んだ。

十代
LP1500→0


WIN

十代「くっそおお!負けたぁ!でも、ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」

負けてもするんだな、それ

翔「アニキ!」

十代「翔・・・、わりぃ負けちまった」

翔「そんな事ないッス!アニキはどんなに不利な状況でも逃げずに正面から立ち向かっていったッス!だから、僕もそんなアニキみたいになりたい!だから、アニキ!僕と、僕とタッグを組んでくださいッス!」

十代「翔・・・、おう!よろしく頼むぜ、翔!」

翔「はいッス!」

そう言って、丸藤と遊城は互いに握手した。

それを少し離れた所で見ていた俺と吹雪、亮はこんな会話をしていた。

天魔「よかったな。お前の弟、アカデミアに残るらしいぜ」

亮「それは数日後の制裁デュエルで決まる事だ」

天魔「なあに、あの二人なら大丈夫だろ」

吹雪「君も制裁デュエルに出るんだろう?随分と余裕だネ?」

天魔「俺がそこいらのデュエリストに負けると思うか?」

吹雪「確かに、君なら余裕だね」

天魔「だろ?それに今度の制裁デュエルではあのデッキを使うつもりだしな」

亮「!!それは本当か?」

天魔「ああ。お前等のデュエルを見ていたら、俺も久々に本気を出そうと思ってな」

亮「それはうれしい限りだな。今のお前の実力、拝見させてもらうとしよう」

天魔「そいつはどうも」

それからしばらく二人と話した後、俺は制裁デュエル用のデッキを調整するため、自分の寮に戻った。

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