閑話2 光の貴公子
SIDE カグヤ
私は今、『光の貴公子』である星神天魔君の事を十代君達から聞いている。
彼は昔、数々のデュエル大会に出場し、光属性中心のデッキを使い、あらゆるデュエリストを倒し、優勝したという。
その中にはインセクター羽賀やダイナソー竜崎といった有名なデュエリストも含まれているらしい。
そして、最も有名なのがKCグランプリ決勝のデュエル王、武藤遊戯とのデュエルだそうだ。
最初は天魔君がモンスターを大量に展開し、遊戯さんのライフを削っていたらしいけど、遊戯さんも負けずに上級モンスターを召喚し、一進一退の攻防を繰り広げたそうだ。
そして、遊戯さんが天魔君のギャラクシーアイズの効果を倒したことで、誰もがそのデュエルに決着が着いたと思っていた・・・。
だけど、天魔君はさらなる切り札を召喚し、遊戯さんのエースモンスター、ブラックマジシャンを倒し、遊戯さんに勝利したらしい。
って言うか天魔君!?なにさらっと原作ブレイクしちゃってるの!?
『光の貴公子』っていう名前からして、その切り札って輝光子パラディオスだよね!?
三沢「しかし、今もそうだが、君は一体あのカードをどこで手に入れたんだ?」
あのカード、パラディオスの事ですね
それに対する彼の答えは、
天魔「そうだな、あのカードは・・・」
「「「「「「あのカードは・・・?」」」」」」
全員が天魔君の次の言葉を待つ・・・
天魔「あのカードはKCグランプリの決勝の時に気がついたら融合デッキに入ってたんだよ。しかも、デュエルの途中で」
という、遊戯王ではよくある事で返されました。
しかし、他の人はギャグ漫画でよくあるズッコケ方をしていました。
まあ確かに入れた覚えのないカードがデッキに入ってたなんてことあるわけないので当然の反応ですね
その後、天魔君がカイザーや吹雪さんに昔デュエルして勝利している事を知り、善人が驚愕し、十代君が天魔君にデュエルを挑もうとしましたが、何所から情報を仕入れたのか、先程天魔君を追っていた人達が十代君達の部屋にやってきて、いろいろと大惨事になり、いつの間にか天魔君は逃げ出し、詳しい事情も分からないまま、その日は解散となった。
SIDE OUT