アカデミア到着!2
?「すみません。ハネクリボーが面倒かけちゃって」
ハネクリボーの主と思われる少女が頭を下げる。
天魔「気にすんな。俺もたまたま通りかかっただけだしな」
カグヤ「自己紹介がまだでしたね。私、蒼月(あおづき)カグヤっていいます。こっちは精霊のハネクリボーです」
ハネクリボー『クリクリ〜』
天魔「蒼月か、俺は星神天魔だ」
リイン『主天魔のサポート用デバイス、リインです。よろしくお願いします』
カグヤ「はい!こちらこそよろしk・・・、今の声何!?」
天魔「おいリイン、お前が何の説明もなしに喋るから蒼月が驚いてるぞ」
リイン『これは失礼しました、蒼月様』
カグヤ「あ、あの・・・、星神君?今の声は一体・・・?」
天魔「あー、驚かせちまってわりーな。今のはこいつの声だ」
そう言って、首に下げているペンダントを見せる。
カグヤ「ペンダント?」
リイン『先程は驚かせてしまい申し訳ございません』
カグヤ「喋った!?」
リイン『はい。先程申した通り、私は主天魔をサポートするために作られたデバイス、リインです』
カグヤ「そ、そうなんですか・・・。すみません、驚いたりして・・・」
リイン『気にしないで下さい。人間、誰しも未知の現象には驚きを隠せないものです』
カグヤ「そ、そうですよね・・・」
天魔「まっ、そういう事だ。改めてよろしくな、蒼月、ハネクリボー」
カグヤ「は、はい!よろしくお願いします!」
ハネクリボー『クリクリ〜』
その後、しばらく蒼月と会話していると船がアカデミアに着いたようだ。
天魔「それじゃ、機会があったらまた会おうぜ」
カグヤ「はい、それではまた・・・」
そう言って俺は蒼月と別れた。