骸骨騎士と決闘竜
遊城達から昇級祝いを受けていた時、再び骸骨騎士の気配を感じた俺は遊城達に用事ができたと言って、後日改めて昇級祝いを行う約束をし、急いで奴の気配を感じる場所に向かった。
奴の気配を強く感じる場所に着くと、実体化したオーガ・ドラグーンに襲われそうになっている万丈目とそれを見ている骸骨騎士の姿を見つけた。
万丈目の奴は闇の瘴気で体の自由を封じられているみたいだな・・・
天魔「光と闇の竜、力を貸してくれるか?」
光と闇の竜『無論だ(異世界とはいえ、その男に手出しはさせん!!)』
そして、オーガ・ドラグーンが万丈目の眼前に迫りそうになった時、光と闇の竜がオーガ・ドラグーンを受け止めた。
天魔「ふぅ、間一髪間に合ったな」
「「!?」」
骸骨騎士「貴様は・・・、星神天魔!!」
天魔「久しぶりだな、骸骨騎士」
骸骨騎士「何故この場所が分かった?」
天魔「テメエのあの薄気味ワリィ気配を感じたんでなぁ、それを頼りにここまで来たんだよ」
骸骨騎士「成程な、我が闇の気配だけでここまで来るとは・・・。やはり貴様は侮れんな」
コイツ・・・
天魔「骸骨騎士!テメエの目的は何だ!」
俺は骸骨騎士に向かって叫ぶ。
骸骨騎士「我の目的か・・・、そうだな、しいて言えばこの学園の中から我の持つ決闘竜の適合者を探し、我が手駒とする事だ」
万丈目「なっ!?」
天魔「・・・」
決闘竜・・・、万丈目のオーガ・ドラグーンを見てまさかとは思っていたが、やはりまだいやがるのか・・・
しかも、そのほとんどが奴の手元にある・・・
もし、決闘竜がナンバーズと同じくらいあるとしたら俺一人では対処しきれそうにないな
ナンバーズだってまだ全部揃えきれたわけじゃねぇしな・・・
骸骨騎士「だが、貴様がこの学園にいたのではそれはうまくいきそうにないな」
天魔「!?」
奴は俺に向かってカードを投げ、俺はそれを何とかキャッチした。
骸骨騎士「そのカードは貴様に渡そう。我とてここで貴様とデュエルをしても、以前の二の舞になる事は目に見えているのでな」
そう言って奴は姿を消した