冬休み1
先日からデュエルアカデミアは冬休みに入り、学生のほとんどが本土の方に帰省している。
そう言う俺、星神天魔も明日にはパラディウス本社のあるアメリカの方に向かうための準備をしている。
天魔「こんなもんか」
リイン『元々持ってきた荷物も少なかったのでそれ程時間もかかりませんでしたね』
まったくもってその通りだ。
俺が持ってきた荷物はデッキを数個と替えの下着数枚、洗面具くらいだったため、それ程荷物をまとめるのに時間はかからなかった。
天魔「さて、時間もまだあるし、十代達に挨拶していくか」
そうして俺はレッド寮に向かって歩き出した。
レッド寮に着くと、十代と翔がデュエルをしており、周りにはカグヤや明日香、三坂や隼人がいた。
十代「いっけー!スパークマンでダイレクトアタック!」
翔「うわーー!」
翔
LP1300→0
十代
WIN
十代「へへ!また俺の勝ちだな翔」
翔「くっそー、やっぱりアニキには敵わないや」
明日香「惜しかったわね翔君」
三沢「ああ、最後の十代のドローで融合を引かなければ勝てていた」
カグヤ「でもそこで引いちゃうのが十代君なんだよね」
隼人「なんだな」
天魔「まったくだ」
「「「「「「うわっ!?」」」」」」
普通に話しに入ったつもりだったが、どうやら驚かせてしまったらしい。
翔「天魔君!?いつからいたんスか!?」
天魔「たった今だ」
翔「そ、そうッスか・・・」
十代「でもどうしたんだ?お前が自分からレッド寮に来るなんて珍しいな」
天魔「まぁな、明日にパラディウス本社のあるアメリカの方に着くように今日にはアカデミアを出るんでな、挨拶に来たんだ」
「「「「「「パラディウス社!?」」」」」
あれ?何だか嫌な予感がするんだが・・・
十代「マジかよ。なあ天魔、俺達も連れて行ってくれないか?」
十代の意見に全員が頷いた。
天魔「まぁ、別にいいけど」
「「「「「「やったあ!!」」」」」」
俺の返答に全員が喜びをあらわにした。
まぁ、面白くはなりそうだな