小説『じぃちゃんが死んじゃった。』
作者:くろ()

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涙が枯れるまで、泣いた。


喉はカラカラになり、噛みしめた唇からは血がにじむ。



お母さんも言った。


「じぃちゃん、亡くなったの」


ああ、やっぱりこれは現実なんだ。


本当にじぃちゃんがいなくなったんだ。


痛感した。


あの笑顔も、あの声も、もういない。

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