涙が枯れるまで、泣いた。 喉はカラカラになり、噛みしめた唇からは血がにじむ。 お母さんも言った。 「じぃちゃん、亡くなったの」 ああ、やっぱりこれは現実なんだ。 本当にじぃちゃんがいなくなったんだ。 痛感した。 あの笑顔も、あの声も、もういない。