はい、どーもまた読んで頂きありがとうございます。実はまだ自己紹介してませんでしたよね。私、篠崎 零と言います。
いや〜さっきは大変でした。いきなり和室で目が覚めたと思ったらいきなりキリストの代わりに死んだとか言われて。さすが神様、理不尽!って感じで。
・・・・さて、そろそろ今俺が置かれている状況の説明でもするかな。私ただ今。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
パラシュート命綱その他諸々の安全装置も何も身に着けず絶賛スカイダイビング中である。
「オカシイだろぉぉぉ!!!なんでそのまま上空に出てきてんだよぉぉぉぉ!!あんの野郎ぉぉ!!(女だけど、しかもスゴイ美人の)転生して即死亡じゃねーかぁぁぁぁl!!」
Prrrrr!Prrrrr!
「何だよ!!この大変な時に!!」
そう言ってポケットの中を探る
「ケータイ!?こんな時に誰だよ!?」
そういいながらもしっかり電話に出る俺。
『もしも〜し。元気〜?』
「テメーその声は!!あの女神だな!?」
『せいか〜い。でも私にはヘラっていう名前があるんだけど。』
「んなことどーだって良いんだよ!!この状況はどういう事だよ!?」
『・・・・・知らな〜い。』
コ、コイツこんなに面倒くさい奴だったのか
「あーもう!ヘラ!!これはどういう事だ!?」
『・・・・・・・』
「あああ!!俺が悪かった!ゴメンナサイ!!だから助けてください!!」
『よろしい♪今あなたは学園都市の上空5000mにいるわ。まあ、もう4900mだけど。』
「その情報はいらん!!こっからどうすりゃいいんだy————『・・・・・』――――ああもう!どうすりゃいいんですか!?」
「まあ、いいでしょう。あなたは今、その世界で言う“原石”と呼ばれる存在よ。」
って言うと・・・“人工的にではなく天然で超能力を発言させた者”だったっけ?
『そうよ。それであなたの能力は、ん〜そうね。|零回帰なんてどう?』
「今考えたのかよ!!大丈夫か!!?」
『むっ、失礼ね。私は神よ。これ位片手間でも出来るわよ。』
「分かった分かった!!分かったから能力の説明をしてくれー!!」
『はぁ、しょうがないわね。いい?あなたにあげた|零回帰はあらゆるものを0にする能力よ。』
「ハァ!?なんだかよく分かんねぇんだけど!!」
っていうかもう結構落ちてね!?陸地が結構近いんだけど!?
『そうね。あと1000m切ったわ。』
「ふざけんなぁぁ!!テメェとの不毛な会話のせいで俺もう少ししたらスプラッタだよ!!」
『うるさいわね〜今説明してあげてるじゃない。もう一から十まで説明してる暇はないから今は助かることだけ考えなさい。」
「だからどうすりゃいいかを聞いてんだよ!!!」
『あなたの落ちているスピード。これが0になるイメージをしなさい。今回は初めてだからサポートはしてあげるわ。』
「よく分かんねえよ!?」
『無駄口叩く位なら集中しなさい。残り600m♪』
チックショー!!絶対ェ楽しんでやがる!
『300m♪』
だああクソッ!!スピードを0に、スピードを0に。
『50m♪』
「止まれぇぇぇ!!!!」
ヒュゥゥゥゥゥピタァッ!!
『お疲れ様、成功よ。』
ち・・くしょう。後・・で覚え・・てろ・・よ。
『あれ?気絶しちゃった?・・・まあ、しょうがないか。今はゆっくり眠りなさい。これからあなたには大変な日々が待っているのだから。』
ヘラが何か言っているのが分かったが聞き取れないまま俺は気を失った。
・・・・・何か嫌なフラグを建てられた気がしたんだけど気のせいだと思いたい。