小説『ラグナロクゼロ(シーズン1〜2)』
作者:デニス()

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「遅いぞ〜神崎」

「それどころじゃないっスよ先生!」

「どした?」

「校舎裏で崇妻くんが、見た目不良っぽい―――いや崇妻くんもそうだけど―――じゃなくて! とにかくその二人が『タイマン』始めそうなんスよ!」

「なにぃ!」

(獅郎が!)

神崎が案内として、杉山はHRを後に慌て教室を出て行ったと同時に、真堂も一緒に出て行った。

(ダメだ! 獅郎にタイマンなんてさせたら―――)

廊下を走り抜け、なにか獅郎に拳を振らしてはいけない理由がある面持ちで、真堂は校舎裏に向かうのであった。

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