小説『Forbidden fruits ―禁断の果実―』
作者:ゴニョゴニョ()

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 二〇一七年、元日。

 篠宮邸のダイニングルームには日本のお正月には欠かせない(?)箏(そう)曲――春の海が厳かに流れていた。目の前に供されるのも伝統的なおせち料理に、お雑煮。

 ヴィヴィは元日にも関わらずいつも通り朝練を終えてリンクから戻った瞬間、朝比奈達に身ぐるみを剥がされ、あれよあれよという間に晴れ着に身を包んでいた。そして今、新年の朝食の席についてぽりぽりと数の子を齧っている――苦しい帯を我慢しながら。

「………………」

(なんか、違うんだよね……)

 ヴィヴィはダイニングルームを見渡し、首を傾げる。暖炉の前には先日までは大きなツリーが飾られていたのに、今は門松が。「私は西洋アンティークですよ」と自ら主張しているような飴色のチェストにはどんっと鏡餅が鎮座している。

「明けましておめでとう」

 羽織袴を纏った父グレコリーが真面目な顔でそう新年の祝辞を述べると、こちらも美しい着物を纏った母ジュリアンが「明ケマシテオメデトウゴザイマス」と不安定な発音で返した。

「………………」

(大体さ……門松って玄関先や門に飾るものじゃないの?)

 ヴィヴィが二メートルほどの巨大な門松を見ながら心の中でう〜んと唸っていると、壁際に勢ぞろいしていた使用人達の長(おさ)――家令が使用人を代表して挨拶する。

「旦那様、奥様におかれましては何時もと変わらず新年を無事にお迎えになられましたこと、従業員一同、心からお祝い申し上げます」

 折り目正しい言葉に父はうんうんと頷くと、匠海に視線を移す。

「今年、匠海は大学三年生に上がり、ますます勉学と後継者教育の両立が厳しくなるだろうが、昨年に違(たが)わず頑張ってほしい」

「はい。精進します」

 いつもならそんな改まった物言いをしない父の様子に、ヴィヴィの斜め前に座った匠海が背を伸ばして受け答えする。

「双子は今年から高校生になるし、シニアへ本格参戦だな。どういう結果になっても父は何も言わないが、自分に恥じない結果を残せるよう、全力を尽くしなさい」

 畏まって袂(たもと)に腕を入れて腕組みをしながらそう言う父に、双子は顔を見合わせたが直ぐに父のほうを見て

「「はい、全力を尽くします」」

とハモった。

「うむ」

 一家の長らしく頷いた父だったが、次の瞬間着物の袂(たもと)から「ジャ〜ン!!」と効果音をつけて何かを取り出した。

「はい、かわい子ちゃん達! お前たちが泣いて喜ぶ『お年玉』の時間だよ!」

 隣でおとそをを飲んでいた母ジュリアンも、ニコニコと子供たちを見渡している。

「「「………………」」」

 もう思春期を迎えた子供達はそんな両親のテンションに付いていけず、無言を決め込む。そんな三人に気づかないのか父グレコリーは水色のポチ袋を匠海のほうへ掲げる。

「ほら、匠海からだよ」

「え……俺、もう成人してるけど……」

 やんわりとお年玉を拒否した匠海だったが、父が物凄く哀しそうな顔で見つめてきたためにしぶしぶ立ち上がって受け取りに行った。双子もしょうがなく父に付き合ってポチ袋を受け取る。受け取った瞬間、ヴィヴィは心の中で金額を把握した。この紛れもない大きな硬貨の感触――五百円玉だ。

 ポチ袋を手にヴィヴィと同じことを悟った兄達を見つめていると、父が幸せそうに笑う高笑いがダイニングに響き、春の海と妙に相まって不可解な音楽となる。

「………………」

 父グレコリーは日本と英国とのハーフなので、日本の伝統を大事にしたいらしい。それは日本びいきなヴィヴィも一緒だ。しかし――。

(金髪と着物って、ほんと合わない……)

 ヴィヴィは自分の袂をしげしげと見つめる。浅葱(あさぎ)色というのか、緑がかった空色の地に大きな牡丹や小槌などが描かれている美しい着物。黒髪にはとても映えそうな伝統美も、ヴィヴィの金髪ではくすんで見えているのではと気にかかる。

 けれど視線を上げたヴィヴィはその瞳に映ったモノを見つめて、俯くと小さくはにかんだ。

(ま、いいか――貴重なお兄ちゃんの羽織袴姿が見られたから……)

 去年、日本の成人式では父に羽織袴を勧められたにも拘らずスーツを着て行った匠海だったが、今日は大人しく着物を身に纏っている。彫りが深く日本人離れした顔立ちの匠海だが、東洋の美しさを兼ね備えた凛としたその雰囲気と美しい黒髪に、漆黒の袴がとても映えていて素敵だった。

 食事を終えてぞろぞろとダイニングルームを後にしていく家族だったが、ヴィヴィは壁際のオーディオセットに向かいその横からCDケースを取り出す。中の説明書きを取り出して読んでいると、いつの間にかクリスが隣に来て肩を引き寄せられていた。クリスの接している右側だけがとても温かい。

「どうしたの……?」

 斜め上から覗き込んでくるクリスに、ヴィヴィは答える。

「う〜ん、和風の曲もいいなあと思って……」

「……スケート?」

「うん。箏(こと)の音、好きかも――」

 心に自然と染み入るような音色を奏でることもあれば、ふいに妙に艶めいた音も聴かせる。

「いいんじゃない……? 和風の曲、使ってるスケーター多いから、海外でも受け、いいと思う……」

 そう同意したクリスに、ヴィヴィは微笑む。

「いい曲あったら、来季使おうかな〜。クリスもいつか尺八とか使ったしっぶい曲、滑ってみて?」

 クリスは表現の幅が広いから、何でも滑りこなせるだろうとヴィヴィはお願いしてみる。

「了解……」

 そう返事を返したクリスはヴィヴィの手の中からCDケースを取り上げ、その手を引いてどこかへ向かう。

「どこ行くの、クリス?」

 先をどんどん歩くクリスに、ヴィヴィ履きなれない草履でちょこちょこと付いていく。向かっている廊下の先には防音室があるはずだが、まさか――、

「弾き初め――だって……」

 防音室の扉を開くと和服を身に纏ったままニコニコとそれぞれの楽器をいじる両親と、その傍らで困惑しながら袴姿でピアノの蓋をあけている匠海がいた。

「やっときたか、双子ちゃん! Let’s play 初JAZZ!!」

 グレコリーのその呼びかけに応じて、ジュリアンがダカダカダカとドラムを叩く。ジャーンとスネアを叩いて「早く早く!」と急かす両親に肩を竦めたヴィヴィとクリスはそれぞれの楽器を準備した。

「で、何するの?」

(和装でさあ……)

 ヴィヴィが長い振袖を朝比奈に襷(たすき)掛けにしてもらいながら、父を振り返る。

「う〜ん。何がいい?」

(決めてないんかい!)

 と、またまた関西弁でヴィヴィは突っ込んでしまう。視線の先にいる匠海も苦笑いをしている。

「……Moanin」

 ぼそっとバンドの中心に立ってトランペットを手にしたクリスがそう呟くと、早々に♪パッパパ〜ラララ、パッパー♪と有名なフレーズを奏でる。それに自然に入っていける両親やヴィヴィと匠海の能力は、きっと長年の「父の英才教育の賜物」だろう。

 ヴィヴィはヴァイオリンの弦を爪弾きながら、和服で渋いJAZZを奏でる家族を見渡す。

(ていうかさ……和洋折衷過ぎるでしょ、これ――)

と冷静に突っ込んだが、やがて楽しくなってきて「ま、いっか」と短い正月を楽しんだ。






 初JAZZを満足いくまで楽しみ、やっと着物から解放された双子は、母ジュリアンにライブラリーに呼び出された。

「年頭に際し、二人に重大なお知らせがいくつかあります」

 改まった様子で目の前の一人掛けソファーに長い脚を組んで座る母を、双子は心の中で「?」と思いながら見つめ返す。

「その一、貴方達のマネジメント会社が決まりました。はい、パチパチパチ!」

 満々の笑みでそう言って一人で拍手をするジュリアンに、双子は一瞬顔を見合わせたが直ぐに

「はぁ……?」

と間抜けな声を上げた。

(何をマネジメントしてもらうの……?)

 耳慣れない職業の会社に、ヴィヴィが首を傾げる。

「僕達にマネジメントなんて……まだ必要ないでしょう?」

 一足早く状況を察したクリスが疑問を呈す。しかしジュリアンは人差し指を顔の前でちっちっちっと振って見せた。

「今までは貴方達へのファンレター等はスケ連に送ってもらうことになってたんだけど、今回の全日本優勝で手におえないほどのファンレターや電話がかかってくるようになったから、マネジメント会社と契約することになったの。それにいつまでも朝比奈に負担かけてちゃ悪いし、マスコミ対応等はプロに任せたほうがいいでしょう?」

「マ、マスコミ対応っ!?」

 ヴィヴィが思いもかけない言葉にすっとんきょんな声を上げる。

「そうよ、貴方達は十四歳で並み居る選手を押しのけて全日本シニアを優勝した、稀にみる逸材よ! 年末からじゃんじゃんスケ連に取材依頼や番組出演依頼が殺到しているの。本当は紅白の審査員候補にも挙がっていたのよ。NHK杯優勝の村下佳菜子選手が出るべきだと断ったけど――」

「「はあ……」」

 知らなかった事実をいきなり公表され、双子は自分達のこととは思えず情けない返事を漏らす。

「ソチオリンピック以降、特に女子はスター選手がいなくてフィギュア人気が低迷しているの。だからスケ連も人気回復に必死なのよ。貴方達を広告塔にしてスポンサー集めをしなければ、フィギュア界存続の危機なの。貴方達もそのつもりで『客寄せパンダ』になりなさい!」

「「ええ゛〜〜っ!?」」

 実の子供を『客寄せパンダ』呼ばわりするジュリアンに、双子はソファーから腰をうかせて絶叫する。

「ちょ、ちょっと待ってよマム! いや、コーチ。わ、私知ってるよ。マスコミに踊らされて潰れていったスケーター!」

 マスコミに持ち上げられちやほやされて、まだローティーンの子供が自分を保ちながらスケートに打ち込むのは、並々ならぬ精神力がないと無理だろう。

(ヴィヴィはそんなことになるの、絶対イヤっ!! 自分は自分の為にスケートをしているんだから)

「僕だって、嫌だよ……今でさえ、面倒くさいのに……」

 いつもはそんな弱音を吐かないクリスが、珍しく自分の本音を漏らした。

「はいはい、落ち着いて。貴方達の母でありコーチでもある私が、貴方達の才能を潰すようなことをする訳がないでしょう? マスコミには適度にいい顔をし、上手く取り込んでこちらの良いように利用すればいいのよ。スケ連もその辺の過ちは過去に経験しているから、同じ轍(てつ)は踏まないわよ」

「「………………」」

(し、信用して大丈夫かなぁ……)

 百戦錬磨のマスコミと、まだ世界レベルの生徒は自分達だけの一介のコーチでは経験値が違いすぎると思うが、ジュリアンは自信満々だった。

「まあ、貴方達が考えていることは大体分かってるわよ。大丈夫。マネジメント会社は数多くのトップスケーターと契約をしているINGよ――安心なさい」

 INGとは海外のスケーターも日本のトップ選手も契約している超大手マネジメント会社だった。双子はまだ不安いっぱいだったが、言い出したら後に引かないジュリアンの性格を思い出し、顔を見合わせて肩を落とした。

「マネージャーは今日、夕方にリンクで紹介するわね」

 なんとか納得したらしい双子にジュリアンはそう言うと、この話を打ち切った。そして双子の後ろに控えていた朝比奈を手招きすると、朝比奈は手にしていたiPadをそれぞれ双子に渡した。

「そして二つ目のお知らせは、じゃ〜ん、双子のホームページが開設されました!」

 画面に映し出されたものに、双子は灰色の目をむいて声にならない悲鳴を上げる。

「「―――っ!?」」

 クリスとヴィヴィの☆Twinkle☆ICE☆

 ホームページを開くと自動で音楽が流れるようになっているようで、iPadからは「Twinkle Twinkle Little Star〜♪」と激甘すぎるBGMが流れてくる。

(ひぃ〜〜っ!!)

 トップ画面の写真もいつ撮ったんだと思うような双子の笑顔でのスナップがキラキラの星で装飾されて飾られている。さらに極めつけは――、

「ちょ、ちょっと待ってよ! 私、こんなの書いた覚えないっ!!」

 ヴィヴィは画面とジュリアンを交互に見ながら大声を出す。

『HI! VIVIです&#9825; 今日は学校で先生に授業中に私語してるの注意されて超BLUEだったのに、リンクでもママに駄目だしされて、凹みまくり〜(´3`)boo』

「こんな頭悪そうなこと、ヴィヴィ書かない!」

 顔を真っ赤にして反論するヴィヴィに、ジュリアンがしれっと言ってのける。

「そりゃそうでしょ、マネージャーが書いてくれているんだもの」

「な…………っ!」

 絶句したヴィヴィの隣で、クリスも画面を睨み付けて固まっていた。その画面にはクリスの日記が表示されている。ヴィヴィはどうしたのかと隣から覗きこんだ。

『今日、ボクの前髪めっさ決まってた。試合中も髪型直しタイムとかあればいいのに』

と、普段のクリスなら絶対に思いもしないことが書かれていた。あまりのショックにがクリスは絶句したままびくともしない。

「い、いい加減にしてよマム! こんな嘘ばっかり公表したら、見つかった時に大変なことになるよ! っていうか公表してるこの時点でもう終わってる!!」

 ヴィヴィ達がこのホームページをネット上で見ているということは、双子のホームページを赤の他人にも既に見られているという状況なのだ。血の気が引いていく双子の前でジュリアンが足を組み替える。

「え〜でも、もう開設しちゃったしな〜。創るのに結構お金掛かってるんだからね、これ」

「「―――っ!!」」

(誰もHP創ってなんて頼んでませんっ!!)

 もはや開いた口が塞がらない双子は、どうやったらジュリアンの暴挙が止められるか必死で考えた。その結果――、

「わかった! わかった、書くから! せめて自分の言葉で書かせて〜っ!」

 隣のクリスがぶんぶんと頷いて同意した。

「しょうがないわね。本当はTwitterもFacebookもして欲しいところだけど、まあ良しとしましょうか」

 ようやく納得してくれたジュリアンに双子はどっと疲れを感じ、脱力してソファーにへたりこんた。その二人の前でジュリアンが「してやったり」と片唇を上げてほくそ笑んでいたのだが、双子が気付くことはなかった。

「で、三つ目のお知らせなんだけど――」

「「まだあるのっ!?」」

 すでに疲労困憊な双子は顔を上げてジュリアンに食って掛かる。あまりの二人の迫力にジュリアンは「や、やぁねえ」とちょっとびくつく。

「三つ目は嬉しい報告よ? なんと、貴方達が『特強』入り内定しました〜」

「「ホント〜〜っ!!」」

 ジュリアンのお知らせを聞いた途端、双子の表情は一気に明るいものとなる。特別強化選手――略して特強。スケ連から毎年補助金を貰える、素敵な特権。といってもノービスの頃から強化選手Aだった双子は特強入りすることによって、今までの額より百万円多くもらえるようになるだけだが――。

「まあ、2017−2018年のだから、今年の四月末に発表されるそうよ。でもそれだけじゃ活動資金賄えないし、スポンサー募集始めたから」

 ジュリアンはクリスからiPadを受け取ると、HPのINFORMATIONを開いて指差す。そこにはスポンサー募集と書かれていた。確かに今まで散々両親に活動資金を負担してもらってきたのだ。スポンサーが見つかるならば今まで払えていなかったコーチ代も払えるようになる。

「……スポンサー、来るといいね?」

 クリスがヴィヴィを見つめてそう呟いたのに、ヴィヴィも同意した。

「大丈夫よ。二月の世界ジュニアをちゃっちゃと優勝して、四月の国別対抗戦で活躍すれば、絶対スポンサー見つかるわ! なんたって――」

 いやに自信満々にそう言ってのけるジュリアンはソファーから立ち上がると、双子の前まで歩み寄る。そして二人の頬にそれぞれ片手を添えると上を向かせた。

「なんたって、私がこんな美少年美少女に産んであげたんですもの。貴方達が試合で活躍して企業のCMに出たら商品売れまくって、出演料ガッポガッポよ、ガッポガッポ!!」

「「………………」」

 金の亡者のようにそう言って高笑いするジュリアンに、双子はもう絶句するしかなかった。

((こ、この、守銭奴が――っ!!))

 二人は心の中で絶叫したが、さすがに今まで公私ともに苦労を掛けさせたジュリアンに上がる頭もある筈がなく、ただがっくりと頭を垂れることしかできなかった。






 後日――。

 リンクに向かう車の中でヴィヴィは双子のHPをチェックしていた。双子の日記を載せる際、載せて問題ないかをチェックしてもらうためにマネージャーに一度メールして、マネージャーがHPに掲載する手順を取っていた。それが正しく反映されているかをチェックしていたのだが――、

「く、クリスちゃん? 気のせいかな――? なんかHPのクリス’s DIARY、ヴィヴィのことばっかり書いてある気がするんだけど?」

 ヴィヴィがiPadの画面をクリスに向ける。そこには、



 一月一日

  今日のヴィヴィの晴れ着……可愛い。 写真:添付


 一月三日

  初詣でお賽銭を投げるが、賽銭箱に届かないヴィヴィ。 写真:添付


 一月五日

  冬休みの宿題が終わらなくて、焦るヴィヴィ。

  心を鬼にして答えを教えない僕。 写真:添付




 几帳面に一日おきに書き込まれたクリスの日記が表示されていた。

「……気のせいじゃない?」

 クリスは顔色一つ変えずそう言うと、自分の昨日の滑りを黙々と見直す。

「そ、そっかぁ……」

 邪魔しては悪いと思ってそれ以上追及できなかったヴィヴィだったが、その後もクリス’s DIARYはヴィヴィの観察日記となっていた。

 クリスに「止めて」と言っても「書くことないから……」とかわされてしまう日々が続き、ヴィヴィはしょうがなく対抗策を生み出した。



 一月十日

  クリス観察日記 其の二。クリスの変な癖――。

  クリスはお昼寝をするとき、いつも端っこで寝ます。

  ソファーであろうとベッドであろうと何処ででもです。

  この前クリスの部屋を覗いた時なんか、指一本で突いただけで落ちそうな角度で

  ソファーの隅で寝ていました。

  それ、休めてる? 写真:添付



 その後もお互いの観察日記に終始した双子のHPは、双子が活躍していくにつれ一部スケオタの間では「神ブログ」と崇(あが)められることになるのだが、そんなことを世間に疎い双子が知る由もなく続けられることとなった――。




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