『松ばあと聖一と』
俺がリビングでロリ雑誌を読んでいると(ある意味勇者)、父親に祖母のことで声をかけられる。
「聖一、急だが今日からおばあちゃんと一緒に暮らすことになったぞ! こんな時代だし一緒の方がいいだろう」
月刊雑誌ズキズキ(雑誌名)でロリ雑誌を隠しながら生返事をしたので父親に聞いているのかと問われてしまった。
聖一はロリコン雑誌を読みながら夢想する。
(マツばぁとか……どうせなら「今日から幼女と……」とかの方が……)
「せーいちーっ、久しぶりじゃのーっ!!」
小さい子が抱きついてきたので俺はしどろもどろになった。
「えっ、うっ」
「元気にしとったか?」
「マツばぁ!?」
俺は思わず大声を出してしまう。久しぶりに会ったマツばあは元気どころかファンタジーだった。
「……え、いやいやこの妖せ……女の子は誰だよ?」
俺はあまりの愛らしさについ頭ナデナデを女の子にしてしまう。
「? 何を言ってるんだ聖一……? お袋だよ」
「のうー」
俺は父親と親類か何かの女の子がイタズラを仕掛けているのだと考えて声を荒らげた。
「あんたこそ何言ってんだ!! おばあちゃんどころか幼女じゃないか!!」
「?」
そうとしか思えないことを俺が言ったら、父親とマツばあが小声で聖一は何で混乱しているのかという感じの話し合いをしている。
「何それ!? 俺が変なのか!?」