小説『数ページ 読みきりもの』
作者:下宮 夜新()

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 ご近所のウサギさん、つらそうでどうしたんだろうとだっちーはこまる


ウサギさんからおなかの音がきこえてきたよ


おなかの音が大きくてウサギさんがなにをいっているのかきこえないな


おなかの音の大きさでウサギさんがおなかをすかしているのがわかったよ


だっちーはウサギさんにアユをあげることにした


お魚さんを見せたらウサギさんがとびおきたよ


ウサギさんがお魚を見る目がなんかこわかった


売るよていだった三びきのアユのうち一ぴきをあげる


ウサギさんがものすごくはねたからビックリしたよ


魚をあげたらすごくお礼をいわれたよ、おなかがすいているのにえらいね


ウサギさんはじぶんの家に帰ってお魚りょうりするみたい


おなかのすいたウサギさんは近づきがたいふんいきがあったね


でもとてもよろこんでくれて、よかったとおもったよ


はしをわたるとちゅうおう通りまであとそんなにはないんだ


はしの下からでかいクシャミの音がしてビックリした


はしの上から下をのぞきこんでみたよ

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