小説『始祖竜の名を継ぐ者』
作者:あさひ(あさひの自由気ままな日記)

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第9章 修業

午後になり・・
皆はそれぞれ、自分にあった修業をしていた
ルーシィは自分の魔力を高めるために、カプリコーンからその方法を聞いて実践している
グレイは造形魔法の練習・・。ジュビアは海で水を操る練習をしていた
エルザは海に面する崖の上で何度も刀を振るい、ナツは・・
なんか、どっかの熱血少年がやりそうな修業をしていた
「・・ていうか、アレ・・効果あるのか?体は鍛えられるだろうけど・・」
俺はそんな皆の様子を、ウェンディとレビィの近くでのんびりと見ている
え?なんで見えるのかって?
・・ああ、それは普通に遠隔透視を利用しているだけだ
ほんとなんでもありだよな、これ・・
「あの・・、ゼクトさん。ここの部分ってどういうことですか?」
ウェンディに突然声をかけられ、俺はそこの部分を見た
ただいま、ウェンディは滅竜奥義、照破・天空穿の魔法書を読んでいる最中です
「・・空気の流れをつかみ、それを魔力によって動かすことで周囲に風の結界を張る。その中に敵を閉じ込め、風のエネルギーで敵を一気に吹き飛ばすってことだな。簡単に要約すると・・」
「あ、ありがとうございます・・」
「言葉だけじゃわかりにくいだろうし、せっかくだから見せてあげるね」
「え!?本当ですか!?」
「ん、どの程度の威力か見せるために、敵も出現させるから二人とも少し離れて・・」
「ゼクトってほんとになんでもできるんだね・・」
レビィが俺の言葉を聞き、苦笑いしながら呟いた
うーん・・、何にしよう?あ、竜でも作りだすか・・
「黒竜創生!」
言葉と共に超巨大な魔法陣が足元に出現し、二人はめちゃくちゃビックリする
「「ええ!?」」
そして魔法陣が光り輝き、黒い竜が突如形成された
あ、ちなみにこの黒い竜は俺の魔力で作られているので、召喚したわけじゃないよ・・
「「黒竜っ!?」」
「魔力で作っただけだから、本当に召喚したわけじゃないから安心して・・」
「び、びっくりしました・・」
「・・もしかして、強さもそのままなの?」
「それは聞いちゃだめだよ、レビィ」
「「・・・」」
俺の笑みを浮かべながらの言葉に、二人の顔が青ざめる
「・・じゃ、やるよ。滅竜奥義・・」
とりあえず準備ができたので、俺は両手を広げ魔法を発動した
「竜巻!?」「わぁ・・」「照破・・天空穿!」
右手を黒竜に向けて突き出すと、そこから前方に白い光が放たれる
そして物凄い音と共に、黒竜を白い光が貫いた
「!?」「すごいです・・」
二人は俺の魔法を見て、呆然としている
「・・まぁ、ウェンディも近いうちに使えるようになると思うよ」
「はい、がんばりますっ!」
「なんか・・、ルーちゃん同様、最強チームの皆がどんどん遠い存在に・・」
レビィがウェンディの方を見て、うらやましそうな顔をしていた
「うーん・・、レビィは固体文字(ソリットスクリプト)を使うんだよね?」
俺の言葉にレビィがこくっと頷く
「・・自由度が高い魔法っていうのは、修業次第でいくらでも強くなれる。造形魔法や、そういう文字の魔法とかっていうのはね・・。だから、焦る必要はないと思うよ。自分のペースで強くなっていけばいいんだし・・。それにレビィにしかできないことがいっぱいあるんだからさ、そういうのを気にする必要はないと思うよ・・」
それを聞きレビィはしばらく意味を考えていたようだが、少しして嬉しそうな顔で頷いた
「ま、なんかあったら言いな。できる限り手伝ってやるから・・。あ、ちなみに恋愛の方の相談は勘弁な・・。そっちの方はよくわかんねーし・・」
「なんで、そこでそんなことが出てくるの!?」
いや、だって・・、レビィはガジルが気になってるみたいだから・・
という類の事を言ったら、真っ赤な顔で殴られました
「いてっ・・」「ガジルは関係ないでしょ!」
「いや、だって・・修業について行こうとしたんだろ?」
「な、なんで、その事知ってるの!?」「あわわわわ・・」
ウェンディも顔真っ赤だな・・。やっぱ、こういう話は慣れてないのか?
「・・あ、そうだ。いい事思いついた」「ちょっと、話きいてる!?」
「どうしたんですか?ゼクトさん」
レビィに軽く殴られながらも、俺はふと思いついたことがあった
「ナツ、グレイ、エルザの3人はさ、戦闘経験を積ませた方が成長は早いと思わないか?」
「え・・?どうでしょう・・。でも、確かに普通の修業をするよりは・・そっちの方がいいような・・」
「ちょっと待って!もしかして・・」
レビィがあわてたような顔で、俺の方を見てくる。俺の考えに気が付いたみたいだな
「・・竜を作りだし、3人と闘わせる」
「え!?」「やっぱり・・」
俺の言葉を聞いて、ウェンディは驚いていた
まぁ・・突然竜と闘わせるなんて、言われりゃ驚くわな・・






黒竜創生(笑)ってw
ちなみにこれは幻想創造(イマジンクリエイト)の方です。滅竜魔法ではありません
本当は黒竜招来にしようかなと思ったのですが、さすがにそれは・・(汗
それと多分、これを読んで疑問がいくつか生まれたと思います
まぁ、ないならいいんですけど・・(汗
あったら、コメよろしくお願いします
できる限り、お返事させていただきますので・・

次回予告
修行だよ!全員集合!!
一旦砂浜で合流だぜ〜。よし、皆集まったな?という事で黒竜創生!!
・・って、一般の人がいるのにダメだろ!?
そこでゼクトのチート魔法が炸裂(笑
ななななななんじゃこりゃああああ!!?
時間はダメでも空間は・・ってことなのか?

・・まったく意味がわからない次回予告ですね(笑
まぁ、参考程度にしてください。多少はあっているので・・
文章が残念なのは、お許し下さい(ぺこり
それでは〜ノシ

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