小説『始祖竜の名を継ぐ者』
作者:あさひ(あさひの自由気ままな日記)

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第2章 ギルドの人たち

そんなこんなで、俺はギルドに入ったのだが・・
依頼書少なっ!?リクエストボードには5、6枚しか依頼書がない・・
まぁ、当然S級なんてものは無いわけで
「(・・そのうち、天狼組は戻ってくるんだろうけど・・。それまで、暇だな)」
そんなことを心の中で思っていた
あ・・そういえば、どっかで黄昏の鬼(トワイライトオウガ)の奴らが来るんだっけ?
うーん・・、むかつくけど原作ブレイクはあまりしたくないしな・・
とそこで、視線を感じたのでそちらに目を向けた
「ねぇ、ゼクトってどんな魔法使うの?」
「・・えっと、君は?」
一応知ってるけど、知らないふり知らないふり・・
「あ、ごめんね・・。あたしはキナナよ。よろしくね」
「キナナか・・。よろしく」
・・って、俺の名前はみんなもう知ってるんだな
マカオさんがみんなに伝えたんだな、多分・・
「あ、それでどんな魔法を使うの?」
興味津々にこちらの顔を覗き込んでくる
・・っていうか、露出高すぎだろ!?うん、しかもかわいいっていう・・
そんな事を心の中で思っていたが、顔には出さず平然と答える
「うーん、どんな魔法って言われても・・。想像すれば、ほとんどの魔法がつかえるよ?」
「へぇ〜。すごいね」
「想像すればほとんどの魔法が使える?どういうことだ・・?」
マカオさんが話に入ってきた
「こういうことです・・」
とりあえず、適当にさまざまな魔法を見せてあげた
「・・・お前、なにもんだ?」
「・・とんでもねぇ奴が入ってきたな」
「すげぇ」
マカオの後に呟いたのは、ジェットとドロイだな・・
「・・まぁ、こんな感じです」
俺の魔法に皆は驚いていた
そりゃそうだ、だってほとんどの魔法を使えるんだから
そんな感じで、ギルドに入った初日はのんびりと過ぎて行った・・

それから約1か月後・・
ギルド内では、原作と似たような展開になっていた
え?それまでお前は何をしていたのかって?
決まってるじゃないですか、魔法の練習とかですよ
もちろん、人に見られない場所でですが、何か問題でも?
「ねぇ、ドロイ。また大地への圧力が増えた?」
・・相変わらず、妙な言い回しを使うラキさん
というか、やっぱりこのシーンは俺、空気なのかな・・?
べ、別に気になんかしてないんだからねっ!?
現在、ギルド内はドロイの「レビィは帰ってこね・・」発言により、シーンとしております。・・なんで、おれは実況してるんだ?まぁ、いいか・・
「おやおや」「ぎゃははは」「相変わらず、昼間っからしんみりしてるねー。これだから弱小ギルドはやだよなー」「覇気がねえよ、覇気が!!」
あ、出てきた。黄昏の鬼(トワイライトオウガ)の奴ら
とりあえず、空気にならないためになんか言っておこ・・
「あん?なんだぁ?そいつは誰だ?」
と思ったら、突然声をかけられたよ
・・原作ブレイク来たね。これ・・
まぁ、俺の存在がイレギュラーだから仕方ないか・・
とりあえず、誰だ?と聞かれたから答えるとしよう
「・・俺はゼクトだ。以後お見知りおきを・・」
「はっ、こんな弱小ギルドに入るなんて、てめぇも大したことねぇんだろ」
「そうですね。あまり強くはないですね」
顔に笑みを浮かべながら、俺は黄昏の鬼(トワイライトオウガ)の奴らに返事した
「・・ティーボ」
「ここにはもう来んなって言ったろーが」
ワカバとマカオが苦々しげな顔でそんなことを言う
その後、借金の返済が遅れてるやら、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の事をバカにするやら・・
そんな様子を見て、お前ら、暇だな?仕事行けよ・・と思わず思ってしまった
そのあと、真ん中の奴がマカオさんを蹴っ飛ばしたのを見て、俺はゆっくり立ち上がる
「手を出すな、ゼクト・・」
「・・なぁ、黄昏の鬼(トワイライトオウガ)の皆さんよぉ」
「あん?」「んだぁ?」「ひゃははっはは。なんだよ?やんのかよ?」
やんのかよ?っていったな?あ、でも直接やっちゃいけねぇか・・
「・・金が絡んでいる以上、直接はできないか・・」
「なにごちゃごちゃ言ってるんだよ!」
「・・はぁ」
ため息をつき、軽い殺気を5人にだけ向けてこっそりと放った
ギルドの皆にばれないように
「「「「「・・っうぐ・・」」」」」
俺の殺気に当てられ、奴らがうめき声を出す
「・・ふぁああ、ねみぃ。じゃ、そういうことだから、とっととでていきな。いま出てかない場合・・、あんたたち死ぬよ?」
にこやかな笑みを浮かべながら、黄昏の鬼(トワイライトオウガ)の奴らに告げる
ああ、もちろん、ギルドの皆には聞こえない声でね
5人は俺の方を冷や汗をかきながら見ていたが、突然脱兎のごとく逃げて行った
「・・お、帰ってくれた」
「ゼクトお前、今何かしたか?」
「うーん・・、どうしたんだろ?」
すっとぼけながら、ギルドの皆の方に向く
皆はよくわからない出来事にぽかーんとしていた
とりあえず、原作だとこのタイミングでスケッチブックから絵が出てきたっけ?
念動力(サイコキネシス)でちょっと動かして・・っと
よし、完璧!原作ブレイクはこれで防げたぞ
ばさっ、という音がし、皆はそちらに目を向けた
リーダスのスケッチブックだ。そこから昔の絵が何枚も出てくる
それを見て、ギルド内はしんみりした空気に満たされたのだった・・




なんか恋愛描写的なのって意外と書きづらいんだな・・と思う今日この頃・・
てかいちゃラブとか俺にかけるかっつうの!!
まぁ、18禁は書かないと思うので安心してください・・←多分
そして、主人公のチート具合がorz
殺気だけで敵を追い払うとか、書いててうわー・・と思いましたよ
それにこのチート能力・・なんでもできるって便利だね。うん・・
あ、次回・・ようやく天狼組が帰還します
原作持ってないとわかんない部分多々あると思うから
これを読んでて、原作を持ってない人は買おうね(笑←冗談です
それでは・・ノシ


-3-
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