小説『始祖竜の名を継ぐ者』
作者:あさひ(あさひの自由気ままな日記)

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第6章 S級の4人

とりあえず、重力領域(グラビティエリア)でS級以外の人たちはリタイア
ちなみに現在、俺はギルダーツと殴り合いをしている
え?他の3人はどうしたって?そっちを気にできる余裕なんてあるか!
「はぁっ!」「ぐっ・・」
クラッシュが発動し、俺はぎりぎりでそれを相殺した
あぶね・・、ガチで今のは食らったら死んでたぞ・・
「オラァアアアアア!」「っ!?しまっ・・」
声が聞こえ振り向くも、時はすでに遅く・・
「ぐぁああああああああ」
ラクサスの雷を付加した蹴りがさく裂し、俺は思いっきり吹っ飛ばされた
・・まぁ、そんなに痛くないんだけどね。ってあ、エルザが天輪の鎧に・・
「天輪・五芒星の剣(ペンタグラムソード)!」「ぐほっ・・」「これで終わりよ!」
あー・・、ミラが闇の光線を俺に放った・・
「・・仕方ない。残りはS級の人たちのみだしこれも使うか・・」
そう呟き俺は闇の光線を片手で受け止め、そのまま食べ始める
「「「「!?」」」」
それを見て、S級の4人が驚いた顔をした
まぁ、俺はほとんど平然としてるし・・。んじゃ、こんどはこっちの番だ
「モード水炎竜!」
モードを発動させると、蒸気で視界が急激に悪くなった。足元さえ見えない状況だな・・
え?俺は大丈夫なのかって?一応、幻想創造(イマジンクリエイト)で広域探知を使ってるから敵の位置はわかりますよ。周りは見えませんけど・・
「千の落雷(エストラルペル)!」
俺が手を上に構えると、天から幾筋もの雷が降り注いだ
「そんなもん俺にはきかねぇ!」「違う、ラクサス!水蒸気に雷を落とすことで、俺たちの体をしびれさせて動きを鈍らせるのと、水素を発生させるためだ!」「まさか、爆発を狙ってるのか!?」「か・・、体が・・、しびれる・・」「エルザ、平気!?」
遠くからそんなやりとりが聞こえてきた
・・ていうか、いまの一瞬でよく気が付いたな。さすが、ギルダーツ
「吹っ飛べ・・、聖なる焔(ホーリーフレア)!」
そして、俺は聖なる焔を辺りにいくつも出現させる
次の瞬間・・耳を劈くとんでもない爆音が響き渡り、視界を一瞬にして白く染め上げた
ん?俺はそんな中に居て大丈夫なのかって?
大丈夫じゃなかったらやらないだろ、こんな危ない事・・
まぁやりすぎかもしんないけど、S級の人たちならこれくらい平気なはず
「あわわわわ・・」「やるのぅ・・」「エルザ!ミラさん!大丈夫ですか!?」
ウェンディ、マカロフ、ルーシィの声がかなり遠くから聞こえてきた
視界が元に戻ると・・
「ぐぅっ・・」「はぁ、はぁ・・」
エルザとミラはすでに満身創痍の状態だった、ってあれ?ラクサスとギルダーツは?
「・・破邪顕正」「雷竜方天戟!!」
っ!?ラクサスの方は平気だけど、ギルダーツの方はやべぇ!
ラクサスの攻撃は、受け止めてそのままかき消したが・・
「一天!」「ぐはっああああっ・・」
物凄い音が鳴り、ギルダーツの掌底アッパー?が決まった
そして、俺は思いっきり上空へと吹っ飛ばされる
ああ超痛ぇ!!滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)じゃなかったら、今ので終わってたぞ!?
まぁいい・・とりあえず、空中にいる今の状況ならあれが使える!
「わ、我の呼びかけに応え、降り注げオーロラの星よ・・虹の流星(ランレテオ)!!」
手から魔法陣が出現し、そこから虹色の流星が無数に放たれる
「げっ!?」「まじかよ・・!?」
それらは地上にいるギルダーツとラクサスの元に降り注いだ
「ぐうううううっ・・」「ぐぁあああああああっ」
「そこまで!やりすぎじゃ、ゼクト!」
そんな声が聞こえたので、俺はすぐに魔法を消した
ギルダーツもラクサスも、俺の攻撃をまともにくらってすでにボロボロだ
その後すぐに、俺は皆の元へと瞬間移動する
S級の人たちは皆ぐったりしており、ナツ達も疲れ切っている様子だ
「はぁはぁ・・、まさかおれがここまでやられるとはな・・」
「う・・ぐぅ・・。はぁ・・はぁ・・、ほんとに世界ってのは・・広いな。こんなバケモンみてぇな奴が・・、まだ・・居たとは・・」
「モード光天竜」「「「!?」」」「どうする気じゃ、ゼクト?」
俺の周りに光と天の魔力が渦巻きはじめたのを見て、マカロフが尋ねてきた
「光天領域(ヒーリングフィールド)」
両手を構え、光と天の滅竜魔法を同時に発動する
それと同じタイミングで、地面が金色に輝き始めた
「・・お、なんだこれ・・。体から痛みが消えていくぞ・・」
「まさか・・、全員同時に治癒をかけておるのか?」
マカロフの言葉に俺はこくっと頷く
この光天領域(ヒーリングフィールド)は、自分を中心に・・ある一定の範囲内の人たちを治癒するという魔法だ。ものすごく強力だが、魔力の消費量もハンパないわけで・・
「はぁ、はぁ・・げほっ・・う・・」「どうしたのじゃ、ゼクト!?」
「・・これ、物凄い魔力を消費するんですよ。それで・・」
とりあえず全員の治癒が大体終わった後、俺はすぐに魔法を解除した
「・・あー、しんどい。魔力がもうほとんどねぇや・・」
「ゼクト強すぎだろ!?」「ありえねぇ・・。こんなに強い奴が居たとは・・」
「バケモンだな・・」「ああ・・」「人じゃないな・・」「異常だぞ、お前・・」
なんか周りに好き勝手言われてるな、俺・・
まぁ、そんな感じで天狼島でのバトルは幕を閉じたのだった




今年、最後の更新です!相変わらずの駄文・・orz
これを読んで、オリ主チートすぎだろ!?と思う方もいらっしゃるかと思いますが・・
今後の展開から見ると、実はそうでもありません(笑
どっかでやる予定のオリジナルの話でゼクトは・・あ!
ネタバレになってしまうので、これ以上は言えません(汗

次回予告
ついにジュラさんがキターーー(゚∀゚)ーーー!!
しかも、あっという間に二週間経過してるし!?
そしてギルダーツが5代目マスターに!?ってそんな訳ないな・・
ん?そういえば、ナツ達はポーさんとこか。ってことは?
そろそろ・・、海合宿?だよな・・。うーん・・夏といえば海。これ一択
いや、ていうかまず今の季節って何・・?

それでは、また来年〜ノシ

-7-
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