小説『君が死んだ日【完】1000hit達成!!』
作者:ハル()

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パタン パタン

少しずつ確実に階段へ一歩を踏む。
下ってるんじゃない、上ってる。
あたしは学校に行く気なんてこれっぽっちもない。
パタン パタン
行き着いた先はマンションの最上階。
いわゆる屋上。
誰も…いないよね
幸い人はいなかった。
手すりに手を伸ばす。
手すりをつかみ下を見下ろす。


…高い
やっぱり5階って高いな…


いけるかな
怖い
屋上から落ちていく自分、地面にたたきつけられる
考えるだけでも恐ろしくて怖かった
ポスッ
スクールバックを床に置く。
昨日決めたんだ
あたしはここから自殺するって…
決心したんだから、行かなくちゃ。
もう…行ってしまおう
行こう

ガッ
さっきよりも強く手すりをつかみ、片足を上げて手すりのない所に行こうとした。
やばい、ミニスカートだから足上げると下着見える。
仕方ないか。


「君パンツ見えてるよ」

-8-
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