母さんのお説教から数週間後、ネギから手紙が来た。
内容はネギが友達と一緒に麻帆良の武道大会に参加するというものだった。
すると父さんが
「武道大会!?なんだそれ!?超出たいぞ!」
‥‥‥‥‥‥‥メッチャはしゃいでた。
「なぁリオン!一緒に参加しねぇ!?つかいっそのこと『紅き翼』全員で出ねえ!?」
「‥‥‥‥‥‥‥いや、それはただの武道大会を超えてるだろ。話聞いてた?文化祭の余興でやるんだぞ?俺たちが出ると天下一武道になるだろ」
「なんだよ!出ないのか!?つかあれか!?負けるのが怖ええのか!?」
「‥‥‥‥‥‥‥あぁ?」
「じゃあしょうがないよな〜、負けるのがそんなに怖いのならお前はそこで待ってな!」
父さんがニヤニヤした顔で俺を見てくる。言ってくれるじゃないの。
「出てやろうじゃねえか!今こそ子が親を超える時だぜ!」
「はっ!言うじゃねえか!じゃあオメエはジャックに言えよ!俺はお師匠に言うから」
「おう!」
俺はラカンに念話をした。
「ジャック、ちょっといい?」
『ん?リオンか久しぶりだな、どうかしたか?」
「あぁ、ネギの学校の文化祭で武道大会があるんだって。ネギも出るから俺たちも出ようぜって話になったの」
『ネギってえと、お前の弟だっけか?それに麻帆良か〜ダりいからパス』
「なんだよ、怖いのか?」
『‥‥‥‥‥‥‥あぁ?」
さっきこのやり取りやったなと思いながら念話を続ける。
「無敵のジャック・ラカンともあろう者が怖くて出ないのかって聞いたんだよ」
ぶち
念話の向こうからそんな音が聞こえた。
『上等じゃねえか!思い出してみるとてめえ母親似かと思ったら中身は親父似だったな!てめえら親子揃って返り討ちにしてやっから首洗って待っとけ!」
そう言ってジャックは念話を切った。よし筋肉は誘えたな!
ちなみにお師匠は来れないそうだ。何でも魔法研究で忙しいんだとか‥‥‥‥‥‥‥
父さんに俺にラカンがいれば面白くなりそうだな!
ふふっ、待ってろよネギ