小説『歌詞書庫』
作者:楢歌鬼(音楽隊長暗殺計画)

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 歌詞名『全力前心』




 始まりはみんな一緒で

 無数のおたまじゃくしから選ばれ

 僕等は今ここに立ってるんだ

 でも僕等生きてるだけじゃ足りなくて

 無数のおたまじゃくしから選ばれた

 仲間の命を奪うの


 それはあくままでも生きてくため

 生きてくために命が消えるの

 本当にそれだけなら

 この世界は全部全部

 アタリかハズレで出来てるんだろう

 じゃぁ僕の命は・・・


 僕=人間人間は全ての頂点に立ってるつもり

 まるで神様気取りで青い星を赤く染めてくよ

 赤く赤く赤く

 それを見て涙が流れるときは

 
 走って真っ直ぐ続く道をずっと

 その先にきっと何かあるって諦めずに走ってく

 君がいなくなってもこの道はずっと走ってくつもり

 だから君も僕がいなくなっても前に進んでよ



 人間って生き物はさ

 見た目だけに関しては綺麗好きで

 汚いところを隠し持ってるの

 でも僕等はそんな起用じゃないから

 だんだん黒がでてそれを隠しもせず

 垂れ流してる


 それはあくまでも自分のため

 だからこんなに必死になるの

 本当は気づいてるよ

 人間はみんな白か黒できていて

 僕は真っ黒で君は真っ白


 笑顔が輝くテーブルの中心には

 動かなくなった魚や肉

 感謝もせず大きな口でむさぼります

 形だけ手をあわせ挨拶をする

 「ありがとう、僕のために死んでくれて」

 

 走って真っ直ぐ続く道をずっと

 その先にきっと何かある諦めずに走って

 君がいなくなってもこの道はずっと走ってくつもり

 だから君も僕がいなくなっても前に進んでよ


 


 走って真っ直ぐ続く道をずっと

 その先にきっと何かある諦めずに走ってた
 
 足が折れたってかまわないからずっと走ってく

 だから嫌になってもずっと君も走ってよ



 走ってると何か見えるって信じてる

 願ってる・・・きっと・・・






 



 

 

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