小説『歌詞書庫』
作者:楢歌鬼(音楽隊長暗殺計画)

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 昨日汗水垂らして作り上げた傑作は

 今日にはゴミでしかなくて

 でもそれは明日になればまた傑作で

 明後日みなればまたゴミで 

 結局最後はなんになるのかな


 僕が今まで作り上げたものは

 ゴミか夢はどっちかな

 今日が昨日になるのはあっという間で

 瞬きしてる暇もなくて 過ぎ去ってくの


 3秒に1つ消えてくもの

 5秒に1つ消えてくもの

 それは愛されて愛すべき誕生したもので
 
 ずっと繰り返され続いていく

 この小さな星の中で


 生きてく僕は今日何してる

 作って壊しての繰り返し

 やり直して繰り返してるようで

 でもそれでもきっと今日の僕は

 昨日とは違う僕なんだろう
 
 夢みた日がいつか現実になるように


 




 失敗作を捨てるのは失敗作か自分どっちが悪い

 んなことどうだっていいけれど 考えたくもないけれど

 強いていうならたぶんそれを愛せない自分が悪いのかな

 コインロッカーやスーツケースから出てきた赤子

 君達はなんで愛されなかったの?

 

 毎日が違う風に流れてくのは

 きっと何かを見つけるため

 それは大人になればただの空想で

 子供の頃の夢は叶わないままで
  
 結局終わりに向ってくだけ


 今日もニュースを見て泣いて

 無力な自分を呪ってみる

 でも忘れてしまうのはあっという間で

 悲しむ暇もなくて 今日も眠りにつく


 3秒に1つ消えてくもの

 5秒に1つ消えてくもの

 それは愛されて愛すべき誕生したもので
 
 ずっと繰り返され続いていく

 この小さな星の中で


 生きてく僕は今日何してる

 作って壊しての繰り返し

 やり直して繰り返してるようで

 でもそれでもきっと今日の僕は

 昨日とは違う僕なんだろう
 
 夢みた日がいつか現実になるように

 願ってる僕は変わらないままでいて欲しい




 


 
 

 

 


 
 

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