小説『アスナの憂鬱』
作者:レノン()

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今日だけは誰にも邪魔なんてさせないんだから!!

妙な闘争心を決意した私は、そう心に誓ったのだった。

中に入ってまず私達を待ち受けていたのは、大きなドーム状の天井に散りばめられた
大小異なる星座模型の数々だった。

どうやらここでは春夏秋冬さまざまな時期で見られる星々の説明を行っているらしい。

私はここが建物の中だということを忘れてしまうくらい良くできた会場を前に思わず
言葉を失っていまった。

横をチラリと見ると彼も同じことを思っていたのだろうか。

上を見上げ「おぉーー」等と声を漏らしている。

それを見て、私はそれだけで今日ここに来て良かったぁ。

と心からそう思ったのだった。

-5-
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