〜風の中の妖精〜
しばらくし、俺は外に出れたが、魔風壁はすでに完成していた。畜生、間に合わなかったか!
エルザ「ハル!!」
ハル「!エルザか!!」
周りを見ているとエルザから声をかけられた。
エリゴール「よう、銀髪剣士さんよぉ。あんたとも一度は戦ってみたかったぜ。」
声がした方向を見ると、魔風壁ごしにエリゴールの姿が見えた。
ハル「てめぇ、うちのマスターに手ぇ出してみろ。その面の原型を留めさせやしねぇぞ。」
エリゴール「(っ!?なんて威圧感だ!?)ふ、まぁそこでそうやって一生吠えてろ!あばよ!!」
そう言うとエリゴールの姿は見えなくなった。こうなったら予定通り、アイツはナツに任せよう。
ハル「エルザ、ナツ達を探してきてくれ!俺はこれをどうにかする!」
エルザ「わかった!無理するなよ!」
エルザはそう言って駅の中へ入っていった。さて、どうするか………。
しばらく考えて、一つの方法が思いついた。
ハル「よし、これなら!」
そしてそれを実行しようとしたが、
エルザ「ハル!!」
その前にエルザにじゃm…声をかけられた。皆いるが、なんか焦ってる様子だ。
ハル「どうした!?何があった!?」
そして俺はエルザから、カゲの能力で魔風壁を解除できると考えたが、カゲが深手をおったからどうしようかと悩んでいた、と言われた。
その間にハッピーがバルゴのことを思い出し、ルーシィに鍵を渡していた。ルーシィはバルゴを出して、皆彼女のことで話していた。そして、
ルーシィ「それじゃあバルゴ、穴あけてちょうd「ちょっと待った。」え!?」
エルザ「止めるなハル!!これではマスターが…!」
ハル「エルザ、俺は何のためにここに残ったんだ?」
エルザ「っ!!」
ハル「少し下がってろ…」
そう言ってTCMを構えた。行くぜ!!
ハル「印・空・連・携……ルーンフォース!!」
ズバァーーー!
TCMを振り上げる様に振り、魔風壁を切った。そして切った痕はそのままの形を保っていた。
ハル「さて、行くぞ皆!…てあれ?」
なんか皆固まってるな。そして皆の顔を言葉で表すと「驚愕」が一番だな。
グレイ「お前、ほんとに何でも出来るんだな…。」
ハル「わかったから早くしろ!この形は長く保ってはいられないぞ!」
そして俺達は魔風壁の外に出た。ん〜、やっぱ太陽の光は気持ち〜なぁ〜。
ルーシィ「あれ?ナツがいない!?」
レット「ハッピーの奴もいないぞ!?」
ナツの奴、先に行ったな?まぁいいや。
エルザ「皆、魔道四輪に乗れ!ナツを追うぞ!!」
たく、エルザはエルザで無理してるし…。そう思った俺はプラグを付けようとしているエルザを止めた。
ハル「無理するなよ、エルザ。俺だって運転できるんだからよ。」
エルザ「しかし…!」
ハル「あぁ、もう!わかった。これ終わったらお願い一つだけ聞いてやるから、今は言うこと聞け。」
エルザ「………うん、わかった。///」
よし、おとなしくなったな。俺はプラグをつけ始めた。
ルーシィ「なんか羨ましいなぁ〜。あの関係。」
ルーシィ、それはどういう意味だ?まぁ、後で聞けばいいか。
ハル「それじゃあ、行くぜ!!」
そう言ってハンドルを握って、魔道四輪を飛ばした。