小説『ゼロの使い魔!?〜覚醒の邪竜〜』
作者:イザナギ()

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題名:けっとう血統結党血糖……決闘?

掃除を終えた後、イベントを起こすべく厨房を訪れていた。後ご飯を食べる為に。
近くを通るシエスタ(朝のうちに名前は聞いてある)に話しかける。

「あのさぁシエスタ」
「はい?なんですか?」
「ちょっと働かせてくれない?」
「はい?」
「ギムレー、言葉絶対足りてないよ」

……そのとおりだ。

「えーっとご飯ご馳走になってるだけじゃ心苦しいから手伝わせてって事」
「いえ、大丈夫です。お気持ちだけで十分ですから」
「僕がいやなだけだからさ」
「えっと、じゃあ配膳を手伝ってください」
「うん、わかった」
「がんばってねー」
「はいはい」

……しまった決闘イベントは覚えてたけどどういう風に起こるんだっけ?
……まぁなるようになるよね。



しばらくあっちこっちに配っているとなんかイラッとする声が向こうから聞こえてきた。
言い争ってるみたいだけど、誰と誰だ?
あっちはギーシュ……だったね。決闘の相手。もう一人は、ネオ?
ってネオが力を溜め始めた、やばい、こんなとこでブレイクしたら目も当てられない。

「ネオ?なにやってんの?」
「ああ、ギムレー」
「人の話を聞けといっているだろう!」
「うるさい黙ってて。コレが落とした香水を物凄い久しぶりに善意で拾ったら二股かけてたらしくて振られたの。んで、代わりに私に付き合えって言ってくるのよ(原作忘れてるみたいだから代わりにイベントを起こしてあげようとしたらイラッと来て殺しそうになっちゃった)」
「へぇ、なるほど。で、そこの貴族さん?ネオは僕のものだから諦めて、傷つけた女の子たちに謝りにいったら?(ありがと、こんな起こし方だっけ)」
「……君は、貴族に対する礼儀がなっていないんじゃないかね?」
「生憎と、もともといた場所(FE覚醒)では僕も偉かった(崇められてるくらいだ)し、それに振られてすぐに他の女、しかも人の女に手を出すような人に対する礼儀はもっていないんだ」
「くっそこまで僕を愚弄するか!」

やれやれこの人はなにをいっているんだか。
本当に、ムカツク。痛い目見てもらわないといけないな。ヒトノオンナヲトロウトシテハンセイモシナイナンテ。……あれ?なんか変なこと考えてたような気がする。
うーん、心を落ち着かせないと、大事なところで失敗することになる。
気をつけよう。……多分落ち着いた。そう思って口を開く

「ククク、一体なにを言っている?愚弄?僕は事実を言っただけだ。それが愚弄だというなら君はその行動全てが愚弄されることになるな」
「貴様、貴族である僕を馬鹿にしているのか!?」
「お前が貴族であるかどうかは関係ない。僕が言ってるのはお前個人だよいや、貴族という位を楯にしているお前は、その価値すらないかもしれないね」
「そうか!そんなにいうのなら、僕は君に決闘を申し込む!」

……全然落ち着けてない!むしろ悪化してる!?
……とりあえず原作どおりにはなったからいいけど。うーん、複雑。僕ってこんなキャラだったっけ?

「いいけど、ここでやるの?」
「貴族の食卓を平民の血で汚すわけには行かない。ヴェストリの広場で待つ。用意ができたらくるといい」

と自信満々に去っていった。
やーばい、原作見てる限りでは結構気に入ってたんだけど正直ウザイコロシタ……じゃなくて。
さて、今回の一番の問題は……

「ギムレーさん、危険です!殺されちゃいますよ!」
「あんたなに勝手に行動してんの!?」

この二人の説得かな?

「シエスタ、僕はそんなに弱くないし、大丈夫だって、むしろ僕の勇姿を焼き付ける、位でいて欲しいんだけど」
「ギムレーとの戦いって、勇姿を焼き付けるっていうより、一方的な虐殺が脳裏から離れなくなりそうだけどね。(僕の女っていってくれて嬉しかったのに、他の女にすぐ色目を使うんだから!もう)」
「その言い方は流石にひどいって。トロンとかは使わないし、ヌルファイアーとかぐらいだから」
「けど!」
「大丈夫だって」

とりあえず黙ってくれた。よし、これで問題は、

「侍女を説得したみたいだけど、私はまだ認めてないわよ」

だよね。

「いまなら謝れば許してもらえるわ!」
「ルイズ、僕の決めた掟其の一、害があったり、認められないことが無ければ君に従う。けど、今回ばかりは認められることじゃない。だから従わない」
「あんたの実力はわかってる、けどね!あんたがギーシュを殺しでもしたら、あたしが、ヴァリエール家が困るのよ!べ、別にあんたを心配してるわけじゃないんだからね!」

……なるほど。まぁ確かに殺すのは不味い。
後半の台詞は、まぁツンデレ乙ってことで。

「ネオ、カジュアルモードを相手に作用させられる?」
「できるよ?私はいやだけど、ギムレーが、モードカジュアルっていえば、戦闘終了か、カジュアル終了って言うまで念じたほうが死なない状態が続くから」
「わかった。ルイズ、僕も手加減するから大丈夫だよ。じゃあね」

後ろに聞こえる声は無視してヴェストリの広場へ向かう。場所?はっはっは、ギーシュの気配をたどればいいでだけだよ。


そうして僕は決闘の場所へと来た。


後書き

ネオに何かあるとキャラが変わるギムレーでした。
ちなみに原作キャラ死亡は敵以外はありませんのでそこはよろしくです。

-6-
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