小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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レヴィアタン 「♪」

部屋に置いてある大きな鏡の前で紫の髪を整えている私、髪をいつも通りロングヘアーにして変な処は無いか

ずらしながら確認する。そして、この間買った黒いゴスロリの服を着て大きな鏡の前でクルリと回ってみる。

うん、この服は何時見ても可愛い!


コンコン


レヴィアタン 「だ〜れ?」

一誠 「俺だ。準備はできたか?」


あっ!一誠くんだ!小走りでドアに向かい開け放つとそこには何時もと違う服を着た一誠くんがいた。


レヴィアタン 「丁度できた所だよ!」

一誠 「そっか、じゃあ行こう。今日は楽しむぞ?今回は少し遠出だけど良いか?」

レヴィアタン 「うん!」


そう!今日は一誠くんとデートなのだ!人間界でデートは初めてだから楽しみだよ!


レヴィアタン 「ところで一誠くん、これからどこに行くの?」

一誠 「レヴィアタンと楽しめるとあるチケットを買ったんだ。そこに行こうとしているんだ。」


そう言って懐からチケットを出して私に見せてくれた。それは


レヴィアタン 「遊園地?」

一誠 「ああ、遊園地に行くんだ」


遊園地と記されているチケットだった


数時間後


神無月グランドパーク


一誠 「ここか・・・」

レヴィアタン 「ふわぁー!大きいー!」


遊園地―――神無月グランドパークに辿り着いた。向かう為に電車やバスに乗って数時間。その間、私は初め

ての電車やバスに乗って、終始興奮気味だった。同時に一誠くんは苦笑の笑みを浮かべていた。あ・・・・・

今、思い出したら恥ずかしくなってきた・・・・・・あぅぅぅ


レヴィアタン 「一誠くん!早く、早く!先に行っちゃうよ〜!」

一誠 「待てって!チケットが無ければ入れないんだぞー!?」


先に行った私を追いかけてくる一誠くん、周りからカップルに見えるかな?それにしても遊園地かぁ、テレビ

で観た事あるけど、行けれないからつまらなかったけど、まさか、一誠くんと来れるなんて私、嬉しい!


レヴィアタン 「―――ありがとう」

一誠 「ん?どう致しまして」

レヴィアタン 「っ!///」


私に追いついてきて隣に歩く一誠くんが微笑みながら言った。うわぁ・・・小さく呟いたつもりなのに。聞こ

えていたんだ・・・恥ずかしいよぅ


「いらっしゃいませ!神無月グランドパークへようこそ!チケットをお持ちの方は入場デキますがお持ちでし

ょうか?」


一誠 「はい、これです」


「・・・確認しました!では、どうぞ!神無月グランドパークをお楽しみ下さい!」


一誠くんがチケットを渡し私達は入場ゲートを潜った。暫くアトラクションを見回り私達はその後何処にいる

のかと言うと


レヴィアタン 「あぅあぅあぅ///」

一誠 「///」


メリーゴーランドの馬に乗っています。一誠くんは私の後ろ、私は一誠くんの前に乗っているので後ろから抱

きしめられる様に座っています。嬉しい気持ちが一杯で幸せです。はふぅ〜・・・


一誠 「少し恥ずかしいな///」

レヴィアタン 「そう?私は嬉しいよ。一誠くん///」


そう告げると一誠くんが急にギュウと抱きしめてきました。


レヴィアタン 「どうしたの?」

一誠 「今の可愛過ぎるよ///」


メイビスじゃないけど神様ありがとう!私は今、絶賛幸せー!数分後メリーゴーランドが止まり私達は手を繋

いで次のアトラクションに行ったけど・・・・・


ガタン!ガタン!ガタン!


一誠 「なぁ、大丈夫か?」

レヴィアタン 「う、うん大丈・・・夫」


ジェットコースターに乗っています!初めて乗ったけど緊張するよ。


一誠 「・・・ほら」


ギュッ


一誠 「手を繋げれば緊張もしないし怖くないからな?」

レヴィアタン 「絶対に放さないでね?」


一誠 「あぁ、もちろ」


勿論って言おうとしたみたいだけど


ガタンッ!ゴオオオォォォォーーーッッ!!!


車体が有物凄いスピードで進んだ為に言えなくなった


レヴィアタン 「きゃああああああッッ!」

一誠 「うおおおおおっ!?」


繋いでくれた一誠くんの手を力一杯握りしめて恐怖を堪える私、早く終わってえええええぇぇぇぇぇ!


数分後


レヴィアタン 「・・・」

やっと、ジェットコースターが止まって私達は一休みにベンチに座っている。あ、口から白い魂が出てきた。

そのまま天に昇って・・・・・


一誠 「って、それは人魂だから!?レヴィアタン、しっかりしろ!」


それを見て一誠くんが急いで白い塊を掴み私の口に入れて・・・・・はっ!?


レヴィアタン 「あれ?私は一体・・・・・」

一誠 「(もうジェットコースターには乗せない方が良いな)」


何か決意したのかな一誠君?でも面白かったなぁ、ジェットコースター


レヴィアタン 「一誠くん、もう一度「さぁ!次に行こう!次に!」えぇー!?」


ズルズル


私がもう一度乗りたいと強請ろうとした瞬間服の襟を掴んで強引にジェットコースターから遠ざけて行くよう

に歩を進んだ。どうしてぇぇぇぇぇ!?


更に数分後


むぅ、結局乗せてくれなかった。まぁ、他にも行きたい所もあるからいっか


一誠 「次はここにしようぜ?」


歩きながらパンフレットを見せてきた。えっと?・・・・・


お化け屋敷


レヴィアタン 「一誠君ここはやめよう・・・・・真面目に」

一誠 「どうしてだ?定番じゃないか」


うぅ〜確かにそうなんだけど!


一誠 「もしかして怖いのか?」

レヴィアタン 「っ!?ううん!全然!これぽっちの怖くないよ!私は元魔王だよ?怖いものなんて無いん

        だよ!逆にそんな事言う一誠くんが怖いんじゃないのかな〜?」


強がって挑発してみた私はこの後、後悔することになった。


一誠 「へ〜、そんな事言うんだ?じゃあ、入るぞ」

レヴィアタン 「へ?」



――――――――――――――――――――――



お化け屋敷の中



レヴィアタン 「ううぅぅぅ・・・」

一誠 「・・・」


やっぱり怖いよぅ〜強がった結果、一誠くんの腕に顔を押しつけて前に進む私だった。しばらく歩いていると


一誠 「?」


突然、足を止めた一誠くんに私は不思議に思ったどうしたの?てか、何で止まっちゃうの!?早く出ようよ!


一誠 「何か居るな・・・・・」

レヴィアタン 「え、それ「うらめしや〜!」ひぅ!?」

一誠 「ふん」


ドガ!


『ぐはっ!』


黒装束を着た謎の人物達が一誠くんに突然襲いかかったけど返り討ちにされた

一誠 「まだいるみたいだな」

レヴィアタン 「―――そうみたいだね」


でも、どうして・・・・・と続けて尋ねて聞いてみようとしたその時だった


『我等FFF団異端審問会の名において貴様を処刑する!!!』


黒い虫の様に続々と出て来て私達を包囲した!


一誠 「FFF団異端審問会?聞いた事無いな。知っていたか?」

レヴィアタン 「ううん、私も知らないよ」


アスモデウスなら知っているのかな?


一誠 「お前等は一体何なんだ?」

『我々は素晴らしい女性と付き合っている異端者(男)を処刑する組織だ!そして、怖がっている彼女を救う

為、悪魔である異端者の貴様をここで討ち滅ぼす!』

「はぁはぁ、可愛い!!!」

「待っていて下さい!今、貴女を救いますから!」

「そして、俺と付き合って下さい!」

『異端者発見ッ!』

「すいませんでしたぁぁぁぁぁ!」


ドカ!バキ!ボコ!グシャ!


成程、つまりは


一誠 「嫉妬か」

レヴィアタン 「嫉妬ね?」


『違う!!!我々はそんな不純な気持ちで異端者を処刑していないのだ!待っていてください!我等の女神

よ!今この異端者を処刑して御救いします!』


ダメだ。救いの無い奴らだよ!メイビス、こんな奴等にまで祈りを捧げなくていいと私はそう思う。取り敢え

ず・・・・・やる事は決まった。それは


一誠 「こいつらを叩き潰した方が世の為だな?」

レヴィアタン 「そうだね?何より」

『俺(私)達を邪魔するバカを痛い目に遭わせないといけない!』

『かかれーーーー!!!』



――――――――――――――――――――――



一誠side



数分でFFF団を叩き潰した俺達は休憩にベンチに座りクレープを食べていた。


レヴィアタン 「ん〜!美味しい!」


美味しそうにクレープを頬張る彼女の姿を見ると、元とはいえ魔王には見えないな。唯の一人の少女としか見

えないや


レヴィアタン 「ん?どうしたの?」

一誠 「何でもないよ。唯、そのクレープ美味しそうだなって思って」

レヴィアタン 「なら、食べる?」

一誠 「いいのか?」

レヴィアタン 「うん!」


彼女が食べていたクレープを俺の口元に寄越してくれた。いただきます


一誠 「はむっ」


ん、美味しいな。このクレープ・・・・・俺も家で作ってみようかな


一誠 「お返しだ。ほら」

レヴィアタン 「う、うん・・・あむっ」


何故?緊張するんだ?食べ合いしているだけなのにな


レヴィアタン 「一誠くんと間接キス・・・」

一誠 「っ!?」


そう言う事か!今になって恥ずかしいぞ!///


『///』


その後、俺達二人は沈黙しながらモクモクとクレープを食べた後、様々なアトラクションに乗ったり、体験し

たりとした。そして終わりの時間が迫ってきた。


一誠 「次が最後だからあそこにしないか?」

レヴィアタン 「うん、そうだね」


最後はやっぱり定番で王道だな



――――――――――――――――――――――



レヴィアタンside 



「では、ごゆっくり!」


ガチャンッ!


私達は最後に観覧車に乗る事にした。ゴンドラに乗りゆっくりと、上に上がっていくのが解った。一誠くんの

隣に座りお互い指を絡ませ手を握っている


レヴィアタン 「今日は色々とあったけど、ありがとうね?楽しかったよ」

一誠 「俺もだ。レヴィアタン」


ふふ、本当にあったよ


一誠 「あそこ見てみな」

レヴィアタン 「・・・・・うわぁ〜綺麗!」


既に外は暗くなっているから、下を覗くと遊園地や街並みの光が灯されていてその光景はまるで―――地上に

星が有る様に思えた。


一誠 「レヴィアタン」

レヴィアタン 「何かな?」

一誠 「これからも俺の傍にずっと一緒にいてくれ」

レヴィアタン 「勿論だよ、一誠くん!離れろって言っても絶対に放さないからね!」 


一誠くんを横から抱きしめ宣言する。それから私は一誠くんの顔をジィと真っ直ぐ見詰めながら顔を近づけ


レヴィアタン 「・・・一誠くん」

一誠 「駄目だ」

レヴィアタン 「えっ?」


キスをしようとするが拒まれた。でも


一誠 「今度は俺からだ・・・ん」

レヴィアタン 「ん!?・・・・・んぅ」


頂上に付いた同時に一誠くんが腕を私の身体に絡ませるよう抱きしめキスをした。私は驚いたけど、一誠くん

からキスをしてくれたんだと嬉しく思って私も唇を押しつける様にした


一誠 「んんっ・・・ふっ・・・・」

レヴィアタン 「んっ!?・・・んふぅ〜〜〜」


急に一誠くんが私の口を、歯を、抉じ開け私の舌を絡ましてきた!ビクッ!と身体が跳ねて目を見開かせる

が、次第に気持ち良くなって私は何も考えられなくなって、もっと気持ち良くなりたいと思って舌を絡ませる

様に動かし始めた。唾液の交換をし合い舌を絡ませる際に粘膜や粘液も絡み合って


『はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・』


銀色の糸が出来上がった。


一誠 「ごめんな・・・・・」

レヴィアタン 「うぅん、大丈夫だよ・・・・・大好き」

一誠 「俺も好きだよ。レヴィアタン・・・」

レヴィアタン 「一誠くん・・・」


私達はそのままゴンドラが下に降りるまで抱きあった。

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