小説『魔法少女リリカルなのは〜抜刀龍の生き様〜』
作者:朱雀()

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第十話


立花、黒田、最上の三人との戦闘?から1ヶ月。尼子、佐竹などの地方武将との戦いがあったが虎やなのは、フェイトやはやてはだいぶちゃんと戦えるようになってきた。そんなある日、
『タツネ、今回の仕事を手伝ってないか?』
「構わないぞ、ティーダ。どんな仕事だ?」
『違法魔導師の逮捕だ』
「了解。明日までにはそっちに行けると思うが」
『そうか、わかった。頼んだぞ』
通信相手はティーダ・ランスター。とある仕事でパートナーとなりそこから意気投合。今では親友同然の仲である。
「さて、準備をしなければな」




「と言うわけで、これから急に出張に行くことになった。因みに帰ってくる日程は未定だ。こっちは任せたぞ、お前ら」
「「「「「「「はい」」」」」」」
まぁこいつらになら任せても大丈夫だな。
「んじゃな」
俺は家を出た。がしかし、出てすぐに俺を驚かす出来事が起きた。
「して、星さん。これは?」
『マスター専用、次元航行艦、“龍星”。カッコいい』
家の目の前にデ〇ラ〇ナーとおぼしき列車(カラーは、銀を基調とし、赤いところが青になった感じ)が止まっているからだ。
「デン〇イナーじゃん……………。まぁ良いか。で、乗り方は?」
『仮〇ラ〇ダー〇王参照』
「さいですか…………………。ならモードH展開」
『展開』
俺は少し疲れぎみにハーレーに乗り、列車に乗り込んだ(乗り方は仮〇ラ〇ダー電〇を参照)。




龍星を走らせること三時間、ミッドチルダ地上部隊の近くに着いた。
「やっと着いた」
『お疲れ様』
三時間も運転してたら疲れるのも当然だろう、そう思い龍星を戻し(どこかに車庫?があるらしい)、近くのベンチに腰を掛けようとしたとき、
「お〜〜〜い、タツネ〜〜〜!」
ティーダが走ってきた。
「よっ!ティーダ」
「すまないな、急に。今回はちょっとヤバめなんだ」
「わかったわかった。なら行くか」
「おう!!」




「なるほどな…………。了解、ならここを調べといてくれ。あぁ頼んだ」
「どうた?」
「ちょっと待て。いまくる…………来た。………………………………………………やっぱりな」
「ならこの客船で?」
「あぁ。総員に通達!!この客船の警備をさらに厳重にしろ!いいな?」
『『『了解』』』
全員敬礼をして散っていった。
「なら行こうぜ、タツネ」
「あぁ」
俺たちは警備を始めた。




客船でパーティーが始まってから約一時間。辺りが暗くなった。照明がすべてダウンしたのだ。客どころが、局員までもがパニックに陥っていた。
「落ち着け!!大丈夫だ!!安心しろ、すぐに復旧する!!」
ティーダが落ち着かせようと声を荒げる。
「大丈夫だから、安心s「誰か!!うちの息子を!!」!?」
違法魔導師が少年を人質に捕らえ、ナイフを首もとに当てて脅してくる。
「動くな!!デバイスをおけ!!今すぐだ!!早く!!」
周りの魔導師たちがデバイスをおき始めた。無論ティーダもだ。
「死ね!!管理局の魔導師!!」
違法魔導師がティーダにナイフを突き付け突っ込んだ。
(ヤバい!!死ぬかも)
ティーダはそう覚悟した。しかし、
ガキン!!
「な!?貴様は!!」
「タツネ…………」
タツネ・イシダこと石田龍音が現れたのだ。
「危なかったな〜〜〜。まさかトイレから帰ってきたらこんなことになっていたとは」
「貴様!!このガキがどうなっても……………ってあれ?「ガキってこの子かい?」な!?いつの間に!?」
「お前がティーダに突っ込んだ時辺りかな?」
「クソが!!」
違法魔導師は魔法を龍音に放ち、逃走した。
「よっと(パシュン)あいつ殺して良いか?」
「あ、あぁ」
龍音は魔法を切り裂き飛び上がった。
「土星環(どせいかん)」
抜刀した勢いで刀を投げ、投げた刀は回転しながら違法魔導師を切り裂いた。
「グ……………………ガ………………………(ドサッ)」
こうして、違法魔導師事件は幕を閉じた。しかし、
『ティーダ・ランスター。貴様はとんだ約立たずだ!!よって貴様を解雇とする!!どこえでも行くが良い!!』
ティーダの上司が下した答えだ。
「タツネ……俺はどうすれば…………」
「なんならうちの部隊“ゾディアーテ”に来い。歓迎するぞ」
「ありがと「だが」な、なんだ?」
「まずはあいつと話をつけてくる」
ティーダはこのとき思った。こいつを怒らせてはいけないと。




「失礼する」
「なんだね?君は」
「君の言う約立たずの親友だ」
「ほう?でなんのようだね、約立たずの親友くん?」龍音は怒りと共に言いはなった。
「本日中で貴様を解雇とする!!もし嫌だと言うのなら」
彼の後ろに黒い薔薇の花弁と炎が渦巻く
「ひ!?」
「冷たき炎が世界の全てを追おう。漆黒の花よ、開け………。龍騎召喚。咲き誇れ、ブラックローズドラゴン!!」
現れたのは黒薔薇の龍。ブラックローズドラゴンだ。
(龍音?珍しいわね、私を呼ぶなんて)
「あのクズをヤレ」
(わかったわ。ブラックローズフレ「わかった、わかったから殺さないでくれ!!」そう)
後日、上司は解雇され、新しい者がその職に就いた。なおティーダは龍音の部隊“ゾディアーテ”に異動となった。その際、妹のティアナも地球にやって来たのはまた別の話。

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