第十五話
俺達は少しずつでありながらも、着実にボーバンの研究所に近づいている。そしていま、森を抜け草原と言うか荒野と言うか解らないようなところにでた。
「あぁ言ってきたわいいが、大丈夫だよな？三人」
「大丈夫であろう。彼らなら」
励ましてくれたのはザフィーラだ。珍しく人の姿だ。
「ならいいんだけど…………」
一方ゼスト隊は
「ほいさ!!」
「グゥ……………!!」
「オゥラ!!」
「ティヤーー!!」
「フン…」
「まだまだ〜〜!!」
各自の戦闘に入っていた。ゼストは前田慶次を、クイントは長宗我部元親を、メガーヌは毛利元就を相手にしている。
「(これが前田慶次と言う男の力か。天下一の傾き者と言われただけあるな)だが、負けるわけにはいかん!!」
「おゎ!!っとっと〜〜。おじさんもやるね〜〜」
「(まだ押しきれん)だてに長く騎士をやって来てないからな」
「へ〜〜。んじゃ、遠慮なく行くよ!!」
二つの闘志が燃え上がり、桜色と紅が空中で幾度となくぶつかり合う。
「ハァァァァァ!!」
「まだまだぁぁぁぁ!!」
武器を交えるたびに周りに衝撃波が起こる(所謂ＢＡＳＡＲＡの剣劇)。
「せい!!せい!!せい!!せい!!せい!!」
「はっ!!はっ!!はっ!!はっ!!はっ!!」
そして、
「せいや!!」
「グァァァァ!!」
ゼストが敗れたのだ。
「あんた強かったよ。でもね、やっぱ年には勝てないってことさ。最後だって疲れたんだろ？まぁゆっくり休めよ」
慶次が太刀を振り上げ、下ろそうとしたその時、
「まだだ………」
「な!?あんた…………」
ゼストが立ち上がった。
「では俺も本気を出すとするか」
「オラオラ!!どうしたどうした？もうお手上げか？クイント･ナカジマ!!」
「(私が防戦一方って!?)ハァァァァァ!!」
「おっと、あぶねぇあぶねぇ………。どぅりゃ!!」
碇と拳が交わる。
「リボルバーナックル!!」
手の甲辺りから弾丸が排出され、手首辺りのパーツが高速で回り始めた。
「やろう…………。力が増しやがった!!」
「ハァァァァァ!!」
「どわ!!」
元親がクイントに殴り飛ばされた。
「まだだ!!どりゃぁぁぁぁ!!」
空中で体制を建て直し、碇に乗って飛んできた。
「………………まじ!?きゃぁぁぁぁぁ!!」
そのままクイントは吹っ飛ばされた。
「どうだ!!これならお前も追い付けねーぜ!!」
そのまま大空を碇で飛び回る元親。しかし、
「この意気地無しが!!女相手に逃げ回ってンの？男なら正々堂々勝負しなさい!!」
「ンだと!!そこまで言われちゃ黙っちゃいらんねぇな………。お望み通りやってやんよ!!」
挑発につられ、クイントに突っ込む元親。だが彼は知らなかった。彼女が不敵な笑みを浮かべていたことに。
「さて、いきますか!!」
「日輪よ!!」
「ク………(あの光の攻撃が厄介ね)」
「避けてばかりでは吾には勝てんぞ？」
「チェーンウィップ!!」
「フン…」
なかなか突破口が開けないでいるメガーヌを策で追い詰める元就。肉体対肉体ではなく、どちらかと言うと頭対頭の戦いである。
「(動きが止まった!?)チャンス!!スフィ「フン…甘い」え!?きゃぁぁぁぁぁ!!」
メガーヌが攻撃をしようとした元就が爆発した。
「まんまと囮に騙されおった。あの鳥宗我部でも引っ掛からんと言うのに。呆れた奴だ」
「(爆破機能つきの幻影!?なかなかやるじゃないの) チェーンスネーク!!行きなさい!!」
鎖の蛇が大量に元就を襲う。
「まだ懲りないのか。ハ!!」
緑の光の壁が現れ、攻撃を防ぐ。
「(何か策は…………ん？あれがあったじゃない♪)ありがたく使わせていただくわ。龍隊長♪」
「「「開け!!巨蟹(金牛)(双魚)の門!!我に汝の力を、加護を与えたまえ!!」」」
―――――――あとがき―――――――
こんにちは、朱雀です。この度は当小説を閲覧いただき、誠にありがとうございます。
まず、今作ではキャラの性格がいまいち定まっていない奴もいると思います。がその辺りは見逃していただきたい。だって二作目なんだもん(-ω-)(因みに一作目は違うサイトにアップしてましだが、消しました) 次にメガーヌさんの戦闘スタイルがわかりません!!イメージで、鎖を使うのではないかと考えた結果、うえのようになりました。
さらに次、よくいる転生者を性格改変してみました。自分の知る限りでは、いませんでしたこんなやつ。まぁじきにそっちもだすつもりですが(笑)
最後、ＢＡＳＡＲＡファン、遊戯王ファン、なのはファン、仮面ライダーファンの方々、申し訳ごさいませんでした。こんな駄作になってしまい。
何かあればコメントお願いします。
では(_´Д｀)ノ~~