小説『魔法少女リリカルなのは〜抜刀龍の生き様〜』
作者:朱雀()

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第十七話


「クックック…………やはり彼らは面白い。実に面白いよ!!さぁて、次は君達にいってもらうしかないね…………」
ニヒルに笑うボーバンとその前には四人の男たちがいた。
「さぁ!!存分に楽しんでくれたまえ、石田龍音!!そして、ゾディアーテの諸君!!」
その声と同時に四人の影が消えた。








龍音達ゾディアーテ(ゼスト隊以外)は森を移動中だ。
「龍!!なんか近くにいる!!」
「あぁ、いるみたいだな。ありがと、アギト」
龍音のその声に一同は臨戦体制をとった。すると近くの木の影から男たちが現れた。
「いやはや、もう見つかるとは、ワシも驚きだ。な?独眼竜、若き虎、三成」
「某も驚きでこざる。家康どの」
「久々に楽しめそうなpartyになりそうだ」
「下らん」
徳川家康、真田幸村、伊達政宗、そして
「三成…………様…………………」
そう。龍音の先祖である、石田三成だ。
「貴様は……………」
「貴殿の子孫でございます、石田龍音と申します」
龍音が膝をつき、頭を垂れる。
「この先には行かせんぞ?」
「なら、あなた様を倒してでも行かせてもらいます!!ザフィーラとアルフは家康を、ユーノとティーダは幸村を、虎は政宗を、アギトは俺と三成だ。良いな?」
『『『了解!!』』』
彼らは散開していった。






「ヤーーーーーッハーーーーーーーーーーーー!!」
「デリャァァ!!」
刀と聖剣がぶつかる。しかし、政宗はまだ刀は一振りである。それでも虎は少し押されぎみになっている。
「どうした?お前の力はこんなもんか?白神虎!!」
「ならさ、俺も本気を出すからよ、お前も六爪抜いて本気で来い!!伊達政宗!!」
「そうか…………なら全力で行かせてもらうぜ!!」
ついに政宗が六爪を抜き放った。
「開け、魔羯の門!!汝の力を、加護を与えたまえ!!」
「!?」
虎が白い光に包まれた。ジャケットは変わっていないが、頭には渦のように巻かれた角が二本生えていて、右の腰には、新たに剣がついていた。
「へ〜〜。なかなか面白いじゃん、龍音!!」
虎は笑い、剣を抜いた。
『聖剣デュランダルですね』
「だな。んじゃ行くぞ!!」
「OK!!Let's party!!Hear we go!!」
二人は互いの剣を交えた。
「MAGNUM STRIKE!!」
「シャープネイル!!」
二人の技がぶつかり合う。周りに衝撃波が走る。そのせいか、周りの木々が倒れている。
「ぜりゃぁぁぁ!!」
「おぅらぁぁぁ!!」
さらにぶつかり合う。
「そろそろ終わらせね?」
「だな………」
二人は集中、魔力を貯める。
「HELL DRAGON!!」
「セイントランス!!」
青い魔力球と金の閃光がぶつかる。
「「ハァァァァ!!」」
青い魔力球が金の閃光を押し勝つ。
「な!?グァァァァ!!」
虎が吹き飛ばされ、倒れた。
「これで終わりだ。FANTOMU DIVE!!」
政宗は飛び上がり、虎に向かって刀を振り下ろした。虎は死を覚悟した。だが、
『プロテクション!!』
「「!?」」
虎のデバイス、エリスがプロテクションを張った。
『マスター、貴方はここで終わる男ではないはずでしょう!!今ここで死んだら、皆が悲しみますよ?悲しませたくなかったら、立ちなさい!!このボンクラマスターが!!』
「言ってくれるじゃねーか!!」
虎は立ち上がった。
「そうだよな……………そうなんだよな!!まだ魔羯の真の力を出していないで負けらんねぇよな。だろ?エリス!!」
『はい♪その通りです!!マスター』
虎は金のオーラが纏う。
『ソニック』
虎が加速する。
「な!?速い!!」
政宗はさっきとは大違いの速さに動揺しているようだ。
「ペンタグラムソード!!」
政宗を星形に切り裂く。
「グゥ……………」
政宗がよろけた。そこを虎は見逃さなかった。
「スターバーストストリーム!!」
虎が二振りの聖剣で政宗を滅多切り。その回数、十六回。
「ガ………………ハ………………………(ドサッ)」
政宗はなにも言わずに倒れ、光の粒子になって消えた。
「やべぇ、エリス。俺疲れた。寝るわ」
『はい、おやすみなさい。マスター』
虎もその場で倒れ、寝た。

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