小説『魔法少女リリカルなのは〜抜刀龍の生き様〜』
作者:朱雀()

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第二十一話


「ここがボーバンの本拠地か」
『安土城、BA〇ARA版』
「わざわざ説明ありがとう…………星」
今の会話でわかるだろうが、俺達はボーバンの本拠地である安土城に来ている。石垣は高く、十メートルは優に越え、天守閣とその下の階からは角の様な物が生え、全体的に黒と赤で彩られている。いかにも“魔王”“ラスボス”的な雰囲気を醸したしている。
「ジャッジメント・シーサーペント!!」
「クラブハンマー!!」
ティーダとゼストが魔法を放つ。しかし、
「「!?」」
魔法が掻き消されたのだ。
「魔法が効かないなら!!」
「やめなさい!?」
クイントがメガーヌの静止を聴かず突っ込んだ。
「ハァァァァァァァ!!」
勢いよく殴りかかった瞬間、
「キャァァァ!?」
「クイント!?」
突如雷がクイントに直撃した。
「物理攻撃も駄目か」
龍音は考えた。アキ(ブラックローズドラゴン)なら突破出来るのではと。いざやってみようと集中し始めたその時、
『やぁ、ゾディアーテ諸君』
「ボーバン!!」
空中にディスプレイが表れ、ボーバンが写し出された。
『どうだね?この安土城の防御は』
龍「卑劣だな」メ「最低」ア「キモい」アル「無駄」ゼ「…………」ティ「センスないよな」ザ「卑猥なだ」虎「てか城の形おかしくね?」ユ「確かに分かりやすいよね」
地味にボーバンを責めたてる。
『そこまで言わなくても良いじゃん……………(泣)』
「あ、泣いた」
耐えきれなくなりボーバンはグレた。この時ゾディアーテメンバーは「やり過ぎたかな?」と思ったのは余談である。
『もう良い!!こっちはもう準備は万端だからな。後はこのボタンを「入れたぞ」え?「本当だ」「突撃♪」ゆっくり入れば何のシステムも作動しないんだった!?「バカだな」グスン……………………俺バカじゃないもん』
何かしらとやらかしてしまったボーバンであった。
「さて、このまま天守閣まで行くぞ!!」
『『『了解!!』』』
龍音達は天守閣に向けて走り出した。しかし
『(地下なんだけどな〜。まぁいっか、敵だし)待っているよゾディアーテ諸君!!』
地下にボーバンがいることを彼らはまだ知らない。


――――――――あとがき―――――――
更新遅れてすいません。テスト明けで舞い上がっちゃったのかな?すっかり忘れてました。以後気をつけます。基本的に土曜日日曜日に更新予定としたいと思います。
これからも抜刀龍の生き様をよろしくお願いします。

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