小説『魔法少女リリカルなのは〜抜刀龍の生き様〜』
作者:朱雀()

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第二十六話


ターメル・ボーバンと蘇らされた武将達の一件(T,B,事件、武将事件と言われている)から一週間。俺達はいつもの日常に戻った。
なのは達現地協力者は普通に学校へ。アースラは普段の航行へ。そしてゾディアーテは、

「これで………終わった〜」

「こっちも終わったよ」

「こっちもだ」

石田邸にて書類整理をしていた(一週間いっぱい)。因みにメンツは俺、ユーノ、アギトだ。他の奴らは出張や一時帰省中である。

「だ〜〜〜、つ〜か〜れ〜t『タツネ君、少しいいかしら?』のわ!?」

“リンディ・ハラオウンが現れた。リンディ・ハラオウンの驚かす。アギトは椅子から転げ落ちた。効果は抜群だ。”by朱雀

「(なんか変な電波が……)大丈夫か?」

「あ、あぁ。てかいきなり出てくるな!!」

『ごめんなさい、アギトさん。それで、今大丈夫?』

「えぇ。特に問題は無いですが……」

なんか妙に急かされているように感じるな。今日のリンディさんは。

『至急本局に来いと上の人から言われたの』

「上、と言いますと?」

『三提督よ』

「「「!?」」」

マジっすか!?

「で、要件は?」

『来てから話すとのことよ』

「了解です」

俺はリンディさんとの通信を切り、本局に向かった。





「失礼します」

俺は本局の指定された部屋に入った。するとそこには

「長旅ご苦労だったの」

レオーネ・フィリス法務顧問相談役

「まぁそこに掛けてゆっくりしなさい」

ラゴル・キール武装隊栄誉元帥

「今何か出させますからね」

ミゼット・クローベル本局統幕議長、いわゆる“伝説の三提督”がいたのだ。

「は、はい」

三人の迫力に圧倒されたのか少し声が裏返った。やべ…………ちょ〜〜〜はずい///

「そんなに緊張せんでもよい」

「すいません………。では、本題の方に移って下さいますか?」

「あぁ、まずタツネ・イシダ君。君の階級を中将から大将に上げることが決定した」

階級の格上げか………

「失礼ながら、その件はお断りさせてください」

「なぜかしら?」

「僕自信が動きにくくなるからでしょうか……僕より他のメンバーの階級を上げて貰えないでしょうか?」

「構わん………では副隊長アギトを少将に、白神虎ら残りの者を一等空尉とする。良いか?イシダ君」

「はい。あと登録を石田龍音に戻して下さい」

「わかったわ。次に、時空管理局地上本部所属独立機動部隊ゾディアーテを本日、本時刻をもって三提督の管轄下に入るよう命じます」

「了解しました」

「素直に従うのだな」

ラゴル様は意外そうな顔をして言ってきた。だって拒否権無さそうじゃん

「そうじゃな、拒否権はなかったな」

心を読んで来やがったよ、レオーネ様は!?

「考えたら負けじゃ。さてそれにあたって隊舎をこちらに移して欲しいのじゃ」

「建物自体はこちらが用意させてもらう。要望はあるかな?」

レオーネ様とラゴル様がきいてきた。要望ね………

『マスター、これ、ある。姫路城、模した。寮は城下町みたく、平屋』

と頭の中に設計図を流してきた。…………………これはおもしろいな

「うちのデバイス、星が設計図があると言っているのですが」

「見せてみなさい」

俺は設計図を送った。

「「「採用!!」」」

はや!?

「土地はミッドの郊外で良いかな?」

「はい。一応手が空きましたら建設のほうにも行きますので」

「わかったわ。ではお願いね」

「はい。では失礼し「あと」はい?」

帰ろうとしたらミゼット様に停められた。まだあるのか?

「誰もいないときは私たちを父さん、母さんと読んで良いからね」

……………まぁいいか。三人からは身寄りのない子に手を差し伸べる様な優しさが滲み出ているのだから

「わかったよ、レオ父さん、ラゴル父さん、ミゼット母さん。んじゃまたね」

「「「えぇ(あぁ)」」」

俺は本局を後にした

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