小説『魔法少女リリカルなのは〜抜刀龍の生き様〜』
作者:朱雀()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

第三話


「士朗さん、アギトをよろしくお願いします」
「あぁ、わかったよ」
「頑張れよ龍」
「あぁ」
俺、石田龍音。今日から先生っす。
ただいまアギトを士朗さんに預けたところだ。まぁこれから出勤ってこと。
「じゃあな、大人しくしてろよ」
「おぅ!いってらしゃい」
俺は、私立聖祥大学付属中学校に向かって星(ハーレー)を走らせた。




教室
「おはよ〜……」
「おはよう、なのはちゃん。寝坊した?」
「うん………」
私はいま凄く寝惚けています。昨日龍お兄ちゃんが帰ってきて、さらにうちで先生をやると聞いて、嬉しくなりすぎて夜眠れなかったせいです。
「なのは、今のうちに寝といたら?」
「そうするよ、フェイトちゃ………………zzz」
これでゆっくり寝られ「来てやったぜ〜〜」起きなきゃ!!
「おぅなのは。今眠いのか?なら俺が寝かせてやるか?」
「遠慮するの…………」
彼は白神虎(しろがみとら)。銀髪の右目が青、左目が黄色のオッドアイでイケメンである。
「どうした?いいから来いよ〜」
「嫌なの〜〜〜〜〜〜!!」
「まったく、なのはは恥ずかしがりやだなぁ。待てよ〜〜」
白神君が追ってきた。どうしよう、追い付かれ……………………
「あれ?追ってこない?」
ドアのところで先生に捕まっていました。
「早く席につけ。てかお前六組だろ?ここ一組だぞ。早く戻れ」
「なんだよお前。早くはな「戻れ」チッ。今はしたがっておいてやる。また来るからな、なのは〜」
助かった〜〜
「大丈夫か?ってなのはか」
「龍お兄ちゃん!?」
さっきの先生は龍お兄ちゃんでした。
「まぁ席に戻れ。ホームルーム始めるぞ」
「うん♪」




「あ〜〜〜〜、俺が一組の担任の石田龍音だ。まぁ好きに読んでくれて構わない。教科は基本的には補習担当だが、強いて言うなら日本史だ。これから一年よろしく」
『『『よろしくお願いします』』』
うん、いい返事だ。
「今日は始業式だけだから終わったら直ぐに帰るように。以上」




放課後
コンコン
「はい、良いぞ」
ガチャ
「やっぱりここにいたか。石田龍音!!」
「なんだお前か。白神虎」
なのは達曰くゴタゴタの元凶こと白神虎が補習室にやって来た。
「一つ聞きたい。お前は転生者か?」
転生者?
「なんだそれは。輪廻転生の類いか?」
「しらを切るつもりか…。まぁいい。オレと勝負しろ!!」
「ほぅ、理由は?」
「オレのなのは達に手を出したからだ!!」
オレのなのは達か……………
「ハハハハハハハ!!笑える、笑えるぞ!!そうかそんなに戦いたいか?ならいいだろう!!時間と場所は?」
「六時にアースラだ。と言ってもアースラがわかるかな?」
こいつもなかなか言うな。
「良かろう。ならその時間にまた会おう」
ヤバい、少し狂ったかもな。

-4-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st<初回限定版> [Blu-ray]
新品 \6600
中古 \3500
(参考価格:\8800)