小説『魔法少女リリカルなのは〜抜刀龍の生き様〜』
作者:朱雀()

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第四話


「というわけだ、すまんなクロノ」
『大丈夫ですよ。あの馬鹿にはしっかり言っときますから』
「そうしてくれ。なら六時にな」
『はい』
俺はクロノとの通信を切り、補習室を後にした。




六時、アースラ
「来たか……。石田龍音!!」
「あぁ、ギャラリーもたんまりいる。なかなか良い条件じゃないか?」
「あぁ。そうだ、一つ賭けをしないか?」
「良いぞ。なら俺が勝ったら、真面目に学校で勉強し、規律正しい生活をおくってもらうぞ」
「ならオレが勝ったら、金輪際なのは達に近づくんじゃね〜ぞ!!」
やはりこいつはハーレムとやらを目指している正真正銘の馬鹿みたいだな。
「わかった。なら始めようか。星」
『甲冑、展開。装着』
紫色の光に包まれ、光が晴れると甲冑(BASARA宴の三成の第二衣装)を身に纏っていた。
「刀か。ならオレも剣でいくぜ!!エリス、セットアップ!!」
『バリアジャケット、セットアップ』
白神が黄金の光に包まれ、光が晴れると白を基調としたロングジャケットを纏い、腰には黄金の剣と鞘。
(おそらくエクスカリバーとアヴァロンだろう)
「なら行くぜ、エリス!!」
『スフィア展開』
そう言ってスフィアを展開しながら突っ込んでくる。
(ド素人だな)
俺は刀を一瞬で抜き、一瞬で鞘におさめた。石田流抜刀術の基礎の基礎“はや抜き(BASARAの三成の通常攻撃)”だ。
「バカな!?」
驚いている暇が
「あるのか?」
「何!?」
俺は後ろに回り込んだ。
「流れ星」
抜刀した刀で斜め十字に切り裂いた。
「クソッ……ガハッ!!」
よろけたところを、刀を抜いていない鞘で突き上げた。上空に上がった白神をそのまま鞘で突き落とし、
「隕石」
白神は地面に叩きつけられた。だが、
「このまま終わるわけねーだろ!!オレはオリ主だ!!」
「そのいきだ!!」
俺と白神は魔力を収束し始めた。
「北斗七星!!」
「エクスカリバー!!」
黄金と紫がぶつかりあった。




「大丈夫かな?龍お兄ちゃん」
「大丈夫だろう、彼なら」
だよね。お兄ちゃんなら大丈夫だよね。
「ん?二人の他に違う魔力が一つ………。まさか!?」
なんだろう?
「シグナム?どうしたの?」
「テスタロッサか。実は彼は龍召喚もでき、従えているのは九体らしい」
「「「「「九体!?」」」」」
「しかも龍さん中将なんでしょ?どんだけ凄いのよ!?」
「ねえアリサちゃん。あれ」
「な、なによ?………………………え」




「イッテ〜〜〜〜。なんとかなったのk『魔力あり、特大です!!』は?何言ってん……………………」
「飛翔せよ!!スターダストドラコン!!」
な、なんでここにスターダストがいるんだよ…………。
(龍音、久しぶりだな)
「あぁ、いきなりでなんだが模擬戦中なんだ。止めを頼む」
(わかった)
なんかスターダストと会話してるし、仲良いみたいだし。
「響け!!(シューティングソニック!!)
あっ、死んだオレ。


勝者、石田龍音

-5-
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