小説『魔法少女リリカルなのは〜抜刀龍の生き様〜』
作者:朱雀()

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第八話


「全員集まったな?よし、始め「あの〜〜」なんだフェイト?」
「何でアルフやユーノ、ザフィーラ、ましてや白神がいるんですか?」
「「うんうん」」
「あれ?説明してなかったか?コイツらは俺の部隊員だぞ。白神は最近入って特攻隊隊長を勤めている。アルフとザフィーラは隠密隊、ユーノは管制官としてだな」
「「「へ〜〜〜〜」」」
「なんか納得出来ないみたいな目で見ないでくれ……」
「気にするな、虎。じゃあ練習始めるか。アルフとザフィーラ、ユーノはいつものメニュー、虎はこっちでなのは達と同じメニューを。ただし、手抜くなよ?抜いたら…………わかってるよな?」
「う、うっす!!」
「では始め!!」
俺達は庭に出た。庭には空き缶が二十個ほど置いてある。
「では、なのは達には空き缶リフティングをしてもらう」
「それなら得意な「ただし!!」な、何があるの?」
「まさかとは思いますが…………」
「マルチタスクを使って何個か同時っちゅうわけあらへんやろな?」
「ご名答。先ずは三個からいってみよう。虎は五個ね」
「「「…………………え?」」」
「うっす」
「良いからやる!!」
「「「はい!!」」」


――――――――三十分後――――――――


「「「……………………………………」」」
あれ?頭から湯気が………。本当にあるんだ、こんなこと。
「龍音、いつもの」
「おう。ほれ三人とも、これ食え」

パクっ

「「「…………甘い」」」
「疲れたときはチョコが一番。別メニュー組も来い。少し休憩だ」
それから少しの休憩時間がまさか一時間にもなるおしゃべり時間になるとは誰も予想しなかった。


なんとかおしゃべり時間を切り上げ、練習を続けた。あれから一時間はやったのかな?まぁ皆の家の事情があるだろうから六時で解散となった。
因みにアリサとすずかは塾があるとのことで練習を見学せず帰った。




あれから一週間、なのは達は随分成長した。死者の武将には三人でかかって同等になるまでには。そう思いながら今日の練習に入ろうとしたとき、緊急連絡が入った。
『タツネ中将、武将が現れました!!三ヶ所にです。写真と地図を送ります』
三ヶ所か…………。今日の武将は………………最上、立花、黒田か。
『こっちでは相手が出来ないですので、サポートぐらいはさせてください』
「イヤ、大丈夫だ。報告ありがと」
『了解しました。検討を祈ります』
「あぁ。総員に通達!!武将が出現。最上にはなのは、フェイト、はやて、ザフィーラ、ユーノ。黒田には虎アルフ。立花には俺とアギトがいく。良いな?」
「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」
「では、ミッションスタート!!」

-9-
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