「あれ、ルリちゃんは?」
サンジはルリがいたはずの場所に目をやった。トランプが散らかっていた。
「それにゾロのやつも黙ってどこか行きやがったな。」
「船の中でも迷子になってなけりゃいいけど。」
トランプに夢中になっていてルリがいなくなったことに気が付かなかった。
すると、ゾロが帰ってきた。
「ゾロ。どこ行ってたんだよ。ナミを倒してからどこかに行けよ。」
ナミはフフンと笑ってルフィの言葉を聞いていた。
ずっとナミが勝ち続けていた。
「あと、ルリちゃんをしらねェか。」
「あいつは……寝てる。」
ゾロは言った。
「猫は寝るのが早ェのかな。」
「私も今日は早く寝ようかしら。」
ナミはトランプを置いて立ち上がった。
「そうだな。」
そういうと、みなトランプを置いて立ち上がった。
ルフィはナミが勝ち続けていることに不満があったようだが、素直に部屋へ戻った。