小説『ONE PIECE 麦わら一味』
作者:ちわわ♪()

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 とうとうやってきた。満月の夜の日が。

 6人は中で集まっていた。

「今日は大嵐よ。満月みたいだけど見れないわね。残念。宴は中でやりましょう。サンジくん。お料理よろしくね。」

「はぁーい&#9829;ナァミすわああん!」

 そのころルリはキッチンの目立たない後ろのほうの淵でみんなと目を合わせないようにして座っていた。

 ―今日は大嵐……か。

 窓に飛び乗って景色を眺めた。

 窓は風でビュービューとうなっている。雨のせいで外が見えないくらいだった。

「もし私が暴れたら……この船は壊れる。そして……沈没。悪魔の実を食べたルフィさんは死んでしまう。ほかの4人もおぼれて死んでしまう。私も……死ぬ。」

 不吉な予感ばかりがルリの頭の中をよぎった。

 みんなの為だ……この船を降りよう。そう決意した。

「みなさん。さようなら。」

 そういうと、外に飛び出していった。

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