「ひゃっほおおおーい!」
船内はドンチャン騒ぎになった。
「よしっ!ルリが一味に入った記念で宴をするぞォー!」
ルフィが飛びあがった。
サンジが皿を持ちながらルリのところへやってきた。
「ルリちゃーん!ルリちゃんが好きな食べ物は何〜?」
「マグロとサーモンです!」
「よぉし!ルリちゃんのためにマグロとサーモンで奮発しちゃお!」
サンジの目はいつまでもハートマークだ。
やがてラウンジにサンジ特製のマグロとサーモン料理がたくさん出てきた。
「うわ〜♡おいしそうですね〜!」
ナミがルリの隣にドカッと座った。
「ルリ〜。お酒は飲めるの?」
「はい!大好きですよ。」
「ちょっとゾロ、聞いた?ルリはお酒が飲めるんだって!」
「お、酒か。一杯やるか?」
ゾロが起き上がって酒を3つのコップに注ぎ始めた。トクトクといい音が鳴った。
「はいっ!」
ゾロとナミ、ルリはお酒の入ったコップをカチンと鳴らした。
「おい〜、ルリ。オレはお前が壊したものを一生懸命に直してるんだぞ?カヤからもらった大切な船を。」
「ウソップさん。はい、アーン……」
ウソップが口を前に出した時だった。ルリが意地悪に自分の口へ運ぶ。
「う〜ん♡おーいしー♡」
ウソップがうらやましそうな目でルリの口を見た。
「ふふ。ウソですよ。はい、ウソップさん。一回休んでおいしいものを食べたらどうですか?でないと私が全部食べちゃいますよ?」
「はぁ〜。そうするか〜。」
ウソップはみんなの輪の中に加わった。
そんなこんなで、このドンチャン騒ぎは夜まで続いたのだった。