小説『ONE PIECE 麦わら一味』
作者:ちわわ♪()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

「ウソップさあん!」

 ルリはウソップの背中に飛びついた。

「いてっ!爪をたてるなー!」

 ルリはあわてて地面に飛び降りる。

「ちょっと聞いてくださいよぉ。猫姿になっても、人間姿になっても、散々な目に合うんです。」

「だったら妖怪姿になればいいじゃねェかよ。」

「んまっ……!」

 ルリはふつふつと怒りが込み上げてくる。

「ふざけないでくださいよッ!嫌味ですか?嫌味なんですか?」

「ご、ゴメン……落ち着け。」

 フーッ、フーッとしばらく荒い息が収まらない。

「私は妖怪姿が……満月が怖いんです。自分の記憶なしに暴れまわるのが。」

 ショボンとなったルリをウソップが見て何かをひらめいた。

「!そうか!」

「?」

 ウソップの目がキラキラ輝いている。

「そうだそうだ。ひらめいた〜♪」

 そして何かの実験を始めた。そして何かを作り始める。

「ルリ。少し待っとけ。」

「……は・い?」

 ルリは部屋から押し出されて、ドアの前に座り込んで首をかしげていた。

-32-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




【ONE PIECE】ワンピース公式アクセサリー第4弾マルコシリーズリング/ブルー21号/モビーディック号BOX
新品 \12600
中古 \
(参考価格:\)