俺は雑念を捨ててちょっと言葉を詰まらせた後、クリームの肩に、ぽんっと手を置いた。
「もしかしたらまたミカが襲われるかもしれないから、護衛を頼むよ。いいね?」
迂闊な発言でクリームの機嫌を損なわないようにっこりと笑って頼む。
するとクリームは顔を真っ赤にして顔をそらした。
ヤヴァい、何かやっちゃったか!?
俺はびくびくしながら返答を待っていた。
プライドの高いクリームが、こんな仕事を受けてくれるのだろうか……
「わ、わかった……」
「え?」
「わ、分かったと言ったんだ!フンッ!」
なんかそっぽ向かれたんだけど?どういうことなの……
「あーなんかウザいなああいうの」
「同感です、ああいうタイプのリア充は爆発すればいいのに」
そんなこんなしている時にミカとテオは俺の悪口。
いや俺リア充じゃなくね?ていうかミカさん、俺って命の恩人じゃないの!?