小説『神のミスでONE PIECEに転生させられた男』
作者:八咫()

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『ゲーム』




「ヤハハハハ、箱舟は完成した。飛び立つとしよう夢の世界へ」

その日、空島を統べるエネルの号令により、青海人十五名、シャンディアの戦士二十名、スカイピア神兵五十名、神官四名と神エネルと空の騎士ガンフォールを加えた九十一名で三時間後まで立っていられる者はエネルの予言では五人とした。


少し前


アスラが潜っている間、ナミはウェイバーに乗ることをやめ、全員で海岸で待機することになった。

そこへ警察を名乗る者たちが現れ、金を払えと言った。

「払えるかー!」

ナミが一発殴ってしまい、戦闘になる。

しかし、全員高度の空気になれ、なおかつアスラに多少なりとも稽古をつけてもらっている以上簡単に決着がついてしまった。

「もはや第二級犯罪者、神官たちに裁かれるがいい! へそ!」


ルフィたちは急いで出ようと船の支度をするが、超特急エビに掴まる。

さらに船で待機していたビビたちも同様に船ごと運ばれてしまった。

「ふいーこのぐらい取れればあいつら、ってあれ? 船が消えた? ついに沈んだのか?」

「た、大変です! みなさん超特急エビで生贄の祭壇に運ばれてしまって」

「……あれ? 妙に騒がしいな」

「え?」

「…………あ、一日早まってんのか面倒なことを……」

「あ、あのー」

「ああ、すまんすまん、さてと行きますか」

アスラは服を着て槍を持つ。

「行くんですか!? あそこは」

「いいんだよ、あいつらは自力で何とかするさ、それよりも俺はお宝を探す。海賊だからな」

アスラは剃刀を使って移動を開始した。

「さてさて、仕方がないな、俺もゲームに混ぜてもらうぜ」




そして火ぶたは切られた。

シャンディアの戦士たちが大地に乗り込むと紐の試練シュラが待ち構えていたが、牛の面をつけていた男、ワイパーのリジェクトを受けて脱落、開始早々一人が脱落した


残り九十人


そのころルフィとビビたちは脱出組と探検組に分かれて行動した。

ルフィたちはルフィ、ゾロ、チョッパー、ロビンが探検組、ナミ、ウソップ、サンジが脱出組となった。

ビビたちは事前に船は捨てても構わないとアスラに言われていたが、さすがに最上大技物12工の一本や悪魔の実を捨てる気にはなれず、ナミたちに船を頼んでおいた。

その為全員でアスラと合流しようと動く。

が、途中で巨大な大蛇に出会った。巨体ながら素早い動きで攻撃してくるのと毒を含んでいることもあって全員逃げることになった。



「クエー!! クエー!」

「おーい! みんなー! どこだー!?」

チョッパー&カルーペア



「コースへ戻っても誰も来ないわね、私たちが逸れたのかしら?」

「どうかしら……けど、多分みんな勝手に進んでいると思うけど」

ロビン&ビビペア


「ちょっと目を覚ますとこれだ」

「おそらく逸れたのだろう」

「楽しくなりそうね」

ゾロ&ドルトン&ポーラペア


「あいつら迷子か? しょうがねぇな先に遺跡で待つか」

「これもまた運命、再び出会うことがあれば巡り合わせだろう」

ルフィ&オーガ―ペア


「ちっ、どっちに行ったんだ? 最悪だ」

ファーゴ単独


「はぁーついてないわ、私一人で行くなんて」

リモーネ単独


それぞれバラバラに逸れてしまうが、全員が一応遺跡を目指している。


「メ―!」

「ヤギか?」

ルフィは辺りを見回すが、

「敵だ麦わら」

背後でオーガ―が銃を撃ち、ルフィを襲おうとした者を射撃した。

「なんだ敵か期待させやがって」

「まだ来るようだ」

オーガ―は木に登り数キロ先にいる先ほどと同じ服をきた者たち三名を撃つ。

的にされた者たちは、いきなり被弾したと同時に意識を失った。


残り八十七人


「ぎゃああああ!!」

「クエー! クエー!」

「無理だ戦えなんて無理だよ!!」

「クエー! クエクエ!!」

「アスラに鍛えてもらったのもあんまり長くないんだよー!!」

チョッパーとカルーは逃げ回るチョッパーをカルーが追いかけていた。

「クエクエ、クエ、クエー!」

「海賊の誇り?」

「クエ!」

「……俺も出来るかな?」

「クエ!」

「良し、一緒に頑張ろう! カルー」

「クエ!」

「いくぞー!」

チョッパーは人型になり、背後から追ってきていた二名の神兵を見る。

「メ―! ようやく観念したか!」

「斬撃貝をくらうがいい!」

「クエ――!!」

カルーは大きく叫んだあと周囲に霧を作り出す。

「何!? これはなんだ!」

「まさか、能力者か!!」

「おお! 重量ゴング!」

「ぐは!」

「ちっどこから」

「クエ」

チョッパーが一人を殴り飛ばし、もう一人はカルーが体を霧状のまま掴んでそのまま回転し頭から地面に叩きつけた。


残り八十五名


ゾロを先頭にドルトン、ポーラは呑気に歩いていた。

「ゾロ君に任せてもいいのだろうか」

「いいんじゃない? 運が良ければたどり着くわ」

ふーとキセルをふくポーラに槍が飛んでくる。

「危ないわね」

腕を棘にしてはじく。

「ワイパーの言っていた青海人だな」

「ここで排除する」

「覚悟しろ」

周りを囲まれる三人、敵の一人が光る銃を発砲する。

「くっ!」

三人は目をくらませながら必死に回避する。

そこへ残り二人が詰め寄る。

「むっ」

「やるわね」

「いや、こっちも悪かったよ青海人。舐めていた」

光る銃を撃った男が構える。そこへ、

「メー、見つけたぞシャンディアの戦士!」

「ちょうどいい青海人もいるぞ!」

「ここでまとめて消えるがいい!」

「われらが斬撃貝受けるてみよ!」

四人の神兵が現れた。

「面倒になったわね」

「だが、歩くよりはいいじゃなぇか」

「ちょうどいい運動になりそうだ」

三人も戦闘態勢をとる。

『メー!』

神兵たちが一斉に襲い掛かる。

「どうやる?」

ゾロが二人に尋ねる。

「ヤギの声を発する者たちは私が相手をしよう」

「なら、私は銃の男以外を相手するわ、ゾロは銃の男を相手したら? 良い実験台になるんじゃない?」

「ああ、そうだな、試してみよう」

「ならば行くとしよう」

ドルトンは野牛へと姿を変え、斧を構える。

「フィドル・バスター!」

剃刀を使い神兵に一気に近づく。そこから地面へ向けて叩きつける。

空中ではほとんど身動きが取れない神兵たちはあっという間に倒された。

「覚悟!」

ポーラへ近づくシャンディアの戦士だったが、

「剃」

目の前から姿を消し、焦り出す。

「どこに!」

「スティッキー・ナックル!」

拳の先を短い棘で多い、殴りつける。

「がっ!」

「この!」

「フレイル!」

「ダバハ!」

右で殴りつけた勢いで裏拳を放つポーラは左腕を同じく短い棘で多い、叩きつける。

そしてゾロは、

「百八煩悩鳳!!」

三本の刀から強力な斬撃を放ち、銃の男――ブラハムを切った。

「よし、完璧だ」

ゾロはアスラの砲突きからイメージを貰っていたのだった。

この間に他の所でも戦闘が多発しており、多くの者が倒れた。


残り五十一名


「こうして並んで歩くなんて不思議ね」

「そうね、少し前までは敵だったもの」

ビビとロビンは森が騒がしくなったのを確認しつつ着実に進んでいた。

「昔の民家ね」

「近いのね、アスラさんたちはいるかしら?」

「さぁ、案外道草を食っているかもね」

『メー!』

そこへ神兵二人が民家の上へと着地した。

「青海の女が二人か、ここは神の社へと続く道、失せろ」

「貴方こそ、そこから降りなさい、あなたのような人には歴史という価値を理解していないようね」

「む? 何をいっているんだ?」

「さあ? とにかくこの斬撃「六輪咲き――ツイスト!」ゴフ!」

「おい! 貴さ「よそ見は禁物よ」だは!」

ロビンの攻撃で一人が関節技を決められたところをビビがよそ見してしまったもう一人を蹴りあげる。

アゴに受けたダメージで気を失いそうな勢いだったが、神兵は意識はあった。

「少し寝ててね、ダガーアクション――クロス!」

空中で胴部分を十字斬りする。

神兵はそのまま落下して動かなかった。

「武器を変えたの?」

「アスラさんが色々試した方が面白いからって」

「そっ」

「いきましょ、ロビンさん」

「ええ」

大地での戦いは続く。


残り三十名


「よお、お前がエネルか?」

「ヤハハハハ! いかにも」

剃刀で移動していたアスラは雲の道をたどりながら移動していた。その道中、木の上に立つ男、エネルを見つけた。

「そうか、なら、少し遊ぼうぜ?」

「ヤハハハハハ!! 面白い、受けてたとう」

魔槍VS神

空の上での戦いが始まる。


<あとがき>

どうも八咫です。

いろいろと変なところがあるかと思いますがそれは作者の実力不足です。

また、本来なら二日の話を一日でやってしまいましたが、マクシム完成したならさっさとやるんじゃない? と思いこうなりました。

次回はファーゴとリモーネに頑張って貰いつつ、エネルとの戦いを書こうかなと思っています。

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