小説『神のミスでONE PIECEに転生させられた男』
作者:八咫()

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『ネフェルタリ・ビビはすでに一介の海賊を超えている』







「シャウ!! 嵐脚・線」

「剃」

通路で戦っているビビとネロは現在は空中戦となっていた。

体技を駆使するネロと武器と六式の一部を使いこなすビビは普通の者からすれば均衡

しているように見える戦いだが、

「くっ、やっかいっしょ」

「フレイム」

「紙絵」

「ダガーアクション・クロス」

「鉄塊!」

「なかなかしぶといわね」

「ち、面倒な」

ビビが圧倒的に有利だった。そもそも六式使いになって嬉しがっているネロと三式と

はいえCP9の連中よりもうまく使いこなせる人間とでは違いも生まれる。

体技だけで満足しているような者に武器を駆使して弱点を補っている以上力の差は生

まれる。

「固くなる鉄塊? それを破らないと物理は効かないわね、なら」

ビビはリボルバーの銃を二丁取り出す。

「ガンアクション・テンペスト」

ビビは狭い通路に弾丸をありったけ撃つ。

「鉄塊!」

弾丸を紙絵で避けきれると判断できなかったネロは鉄塊で防いだ。

「隙ありってね」

「なっ!」

ビビが懐に入り込んでいた。彼女は刀の引き金を引く。先にフレイムを使っていた為

二回引く。

「エレキ」

「刀が鉄塊状態の俺に効くわあばばばば!」

電気が流れネロは黒こげにされた。

「強力ね。アスラさん一体何V入れたのかしら……というか鉄塊の弱点なんていつ気

が付いたのかしら」

「うっ…………ふざけるな、俺がたかが海賊に」

「生憎私たちはたかが海賊なんてやってないわ。ミスト」

刀から霧を生み出し、姿を消す。

「ちっ、どこに消えた!?」

「船長がとんでもない人だからついていくには「たかが」なんていわれちゃ意味がな

いのよ」

「くっ嵐脚!!」

周囲に嵐脚を放つが手ごたえがない。ネロは少しづつ不安になる。

「ダイヤルアクション・アックス・乱れ斧雪」

その声が背後から聞こえ、振り向いた時には一閃され、さらにそこからネロの体は無

数の切り傷を負った。

「がはっ!!」

「ウォーターセブンの時もあのまま戦ってれば私は勝ってた。そこら辺の海軍が組織

した人と化け物じみた船長についていくのじゃどっちが大変かってことね」

ビビVSネロ

勝者 ビビ



「それにしても私強くなっているのかしら? カリファさんに残りの六式を教えても

らおうかしら……」

呟きながらビビはその場から去っていた。


<あとがき>

どうも八咫です。

今回から短いですがCP9戦を書いていこうかなと考えています。その為タイトルが

わけわからんものになると思いますが、スルーしてください。

鉄塊の弱点は独自解釈です。

あとビビたちはカギのことを知らないです。知っているのは麦わら一味と共にいる者

か、リモーネと合流したエネルぐらいです。

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