小説『神のミスでONE PIECEに転生させられた男』
作者:八咫()

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『霧のカルガモと化け物トナカイはそこら辺の海兵相手では倒せない』








「クエー!!」

「うわ――!!」

「うおー! ヘビーゴング!」

「な、なんだこいつら! ありえねぇ!」

「化け物だ!!」

「ここから先は誰も行かせるわけにはいかない!」

「クエ!」

司法の塔へと入り込もうとする海兵たちを橋の上で足止めしているカルーとチョッパ

ーは疲労を感じてはいるものの、まだやれる。といった眼光で海兵たちを睨みつけて

いる。

「貴様たちをこの島から出すわけにはいかぬ、曲がった太刀筋大っ嫌い、直角「クエ

!!」ぐおっ!」

「T−ボーン大佐!」

「おのれよくも!」

「生命帰還! ホーンポイント!」

「うおっ、角が伸びたぞ!」

「クエクエ!」

「霧で見えない!」

海兵たちの周りを霧で覆う。

「ホーン・ドライブ!」

「うわー!」

次々とチョッパーの攻撃で吹き飛ばされていく。

「クエ!」

「うお! 離せ!」

一人の海兵の肩を掴んでカルーは空中へと連れて行き、反転。そこから急降下すると

そこにはチョッパーが待ち構えている。

「生命帰還! アームポイント!」

落下してくる海兵に合わせて、チョッパーは攻撃を放つ。

「黒蹄・クロス!」

「ぐは!」

吹き飛ばされた海兵はそのまま他の海兵を巻き込んでいく。

「よし! このまま一気に行こうカルー」

「クエ!」

一気に海兵たちを倒そうとするが、そこへ放送が入った。

『やっちまった……ゴールデンでんでんむしを押しちまった。バスターコールが始ま

っちまう!!』

「えっ?」

「クエ?」

突然の放送に驚きその場にいた海兵たちも動きを止めてしまう。

『くくく、いいじゃねぇかこれで麦わらと魔槍たちを始末できる。数年前魔槍の野郎

がバスターコールをぶち破って以来、海軍はバスターコールを見直し、軍艦十五隻と

海軍本部中将十名、さらには大将を一人置くほども人数をいれたんだ。これであの魔

槍もくたばるだろう!』

『あなた。なんてことを!』

『うるせぇ! 素直に魔槍がくたばってればこんな強化はされなかったさ! すべて

はあいつが原因なんだ!』

『そんなことはない! 彼は私に生きる意味をくれた!』

『黙れ! お前なんか生きてるだけで罪なんだよ!』

『うっ!!』

ロビンのうめき声を最後に放送は聞こえなくなった。ただスパンダムの笑い声だけが

聞こえる。

「に、逃げろ! バスターコールだ!!」

「海列車を用意しろ!」

「……カルー、俺、あいつの所に行かなきゃ」

「クエ」

「うん、こいつらは放っておいても平気だね」

「クエ!」

「うん、ロビンを貶したあいつを、アスラを悪だと言ったあいつを俺は許せない! 

行こうカルー!」

「クエー!!」

カルーとチョッパーは再び司法の塔へと入って行った。




その頃



「あの野郎、ロビンちゃんを叩きやがったな! 絶対に許さん!!」

「っ、サンジ! 先言ってろ!」

「ああ? ってこいつは」

そこには帽子をかぶった男が立っていた。

「ハトの奴は俺が倒す。先に行け!」

「分かった!」

サンジはルフィを置いて先へと向かった。

「よくここまで来たものだ麦わら」

「ロビンを助けに来たんだ。どけ」

「ふっ、たかが一海賊がな――」

「どけって言ってんだ!!」

「くっ、こいつ……」

「ゴムゴムの……銃弾!」

「ぐっ!」

ルフィVSロブ・ルッチ


「どけ!」

「クエー!」

司法の塔に残っていた者たちを倒しながら、カルーとチョッパーは臭いを頼りに進ん

でいく。

「こっちからロビンの匂いがする。いこう!」

「クエー!!」


<あとがき>

あけましておめでとうございます。八咫です。

今回はカルーとチョッパーを書きました。とはいえ相手が相手である為簡単になって

しまいました。

もう少しでバトルも終わると思いますのでもう少しこのような形におつきあいくださ
い。

今回は皆様にお願いがあります。

八咫はもう一作書いており、そちらはこの作品が終えた後の長編を書く際に書く物を
短編で書いています。そちらの方にこの作品は? と言った物がありましたらコメン
トを頂ければと思います。

ただし八咫は作品の幅が狭い為、知らないといったことが起きるかもしれません。

今年もよろしくお願いします。

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