小説『神のミスでONE PIECEに転生させられた男』
作者:八咫()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

『大型ルーキーの麦わら一味と超危険集団フィオナ』





「いやー疲れた」

エニエスロビーから帰って来たアスラたちは療養していた。

マクシムが動かないことにはどうしようもない為、アクアラグナの被害を受けた地域

の復興を手伝いながら、マクシム強化を待った。

「アクアラグナってすごいんだな」

アスラが自然の強さに感心していると、

「それを破ったお前はもっとすごいけどな」

などと共に作業していたパウリ―に突っ込まれる。

「そう言えばルフィたちの船も作ろうとしてるんだって?」

「ああ、アイスバーグさん自ら動いてるからな、出来る限りのことはしてやりてぇ」

「まぁそっち優先でいいぜ? 俺たちは気長に待つし」

「そう言ってもらえると助かる」


そんなことを言いつつのんびりと過ごしていると、海軍の軍艦がやって来た。アスラ

も覇気を使わず、のんびりしていた為、街の者から聞いた時は驚いていた。

「ああ、そういえばガープが来るんだっけ」

原作を思い出したアスラはルフィたちが寝泊まりしている部屋へと向かう。

そこではすでに騒動になっているらしく、壁が壊され、ルフィが頭を押さえていた。

「痛てて、アスラが言ってたけど武装色の覇気ってのは厄介だな」

「魔槍め、余計なことを」

「悪かったな」

『っ!?』

「おーアスラ」

「よっ」

海兵たちやサンジたちが驚く中、アスラは現れた。

「魔槍、貴様のせいでルフィが強くなってしまったじゃないか!」

「いいじゃねぇか、素直に喜べよ」

「うれしくないわい!」

「相変わらずうるさいじじいだな、で? なんの用だよ」

「おーそうじゃった」

思い出したようにガープはやって来た理由を話す。センゴクから麦わらだけでも捕ら

えろと言われたらしく、やって来たらしいのだが、

次第に手伝いで他の場所にいたフィオナ海賊団の面々が集まり出した。

「まぁお主らがいるから無理じゃなガハハハ!」

「いいのかそれで……」

「おーそう言えば今日の新聞は見たか?」

「いや、なんで?」

「なんじゃ見とらんのか、フィオナ、麦わら両海賊で八面使ったのにの」

「へー」

「おい、新聞を持って来い」

「こちらに」

部下の一人がガープに新聞を渡す。

「ほれ」

一面にはアスラとルフィの写真が映し出され、上には『世界に喧嘩を売った海賊』と

書かれていた。

二面から八面は一味を紹介し、これまでにしていたことを書いていた。

「そしてこれが手配書じゃ、ルフィたちがこれじゃな」


麦わらのルフィ

三億一千万ベリー

「おー三億か!」


海賊狩りのゾロ

一億九千万ベリー

「へぇ」


黒足のサンジ

一億ベリー

「ちっ、マリモに負けるとはな」


泥棒猫のナミ

三千六百万ベリー

「……」呆然中


スナイパーウソップ

五千二百万ベリー

「うし!」


モンスター トニートニー・チョッパー

四千六百万ベリー

「おお!!」


悪魔の子ニコ・ロビン

九千九百万ベリー

「あら、また上がったわね」


「それで、こやつもじゃな」


サイボーグフランキー

四千四百万ベリー


「フランキーもか」

「さすがにこの島には居られないだろうな」

「うし、決めた。フランキーを仲間にする!」

ルフィは腕を鳴らして元気よく言う。

「それでこっちが……もっとも危険といわれている集団の最新手配書じゃ、まったく

頭が痛い」


魔槍のアスラ

十二億ベリー

「ずいぶん上がったな」


爆死のファーゴ

二億ベリー

「ようやく億か」


浮き石のリモーネ

二億一千万ベリー

「キャハハ、軍艦壊したしね」


闘牛のドルトン

三億ベリー

「ふむ」


武器姫ネフェルタリ・ビビ

一億五千万ベリー

「あら」


串刺しのポーラ

一億九千万ベリー

「ふふ、上出来ね」


雷帝エネル

四億五千万ベリー

「雷は脅威だからな。妥当だな」

「ヤハハ」


剛拳ゲダツ

九千八百万ベリー

「むう……及ばずか」


音越えヴァンオーガー

九千六百万ベリー

「これも巡りあわせか……」


水魔のカポーティ

九千万ベリー

「おお、俺もか」

「軍艦壊したしな、そりゃ警戒されるだろ」


眠鞭のカリファ

一億ベリー

「オーガ―さんやカポーティさんより多いなんて……」

「CP9ってことで増えてんだろ」


逆鱗のカク

一億二千万ベリー

「わしもか」


霧駆けのカルー

四千万ベリー

「良かったわねカルー」

「クエ――!!」


「こっちとしてはまったく嬉しくないわい。億越え集団になりすぎじゃろ。他の船な

らカルガモ以外は全員船長クラスじゃぞ」

「これを決めたやつに文句言えよ。どうせ俺の仲間になったって理由でも加算されて

んだろうし」

「当たり前じゃ、お前の船に乗る奴はそれだけ実力がある奴ばかりだしの」

「まぁ面白い奴はほしいからな最低でもあと二人は仲間にしたい」

「まったく……お前たちのせいで海軍の力が衰えてるわい」

「そりゃそっちが悪い。さて、宴と行きますかな。カリファやカクの祝いをしなきゃ

ならないし」


その後ルフィはガープと話した後、コビーたちと再会する。

アスラは宴の準備を始め、盛大に祝った。


<あとがき>

短くならなかった……

-58-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




ワンピース ROMANCE DAWN 冒険の夜明け
新品 \3600
中古 \1740
(参考価格:\5980)