小説『闇夜にはマロウティーでも』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

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数日後、この事件は大きく報道され新聞にも一面記事として載っていた。
あ、そんなことより自己紹介をしてなかったわね。私は染月≪そめづき≫ 花茂芽≪かもめ≫一ヶ月前にやっと成人したまだ若い女よ。あと私ちょっと変わっててね、多重人格者なの。それくらいかな?あ、あと・・・
『昨夜未明銀座のバーで女性の遺体が発見されました。女性は蔵巣≪くらす≫ 檸檬≪れもん≫21歳。昨夜何者かに刺し殺されたもようです。そして今回の事件の容疑者は染月 花茂芽さんとして警察は捜査を進めています。』
・・・そう、私は今回の事件の容疑者。でも私はやってない。それは私がよく知っている。だからこそ私がこの事件の真相を見つけなきゃ。
私はその銀座のバー「NASUTACHUMU」へと車を走らせた。

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